AQUARIUMと愛のうたをめぐる冒険

AQUARIUMと愛のうたをめぐる冒険

十六夜まよ(@daimarco16)がおんがくを考えるところです

約束。

──この話は、1人のオタクの面倒臭くて一方的で身勝手な、ひとつの約束のお話。

 

 

 

皆様こんばんは。十六夜まよです。

 

いよいよ明日に迫ったAqours 4th LoveLive! ~Sailing to the Sunshine~ですが、この開催地である東京ドーム。ここはまあ色々な人にとって色々な意味を持つ場所だと思います。

 

今回は、少しだけ自分のことを。

お目汚しになるかもしれませんが、ご了承頂ければ嬉しいです。

 

 

 

●伝説の終わりとオタク人生の終わり

 

2016年、3月31日と4月1日。

この時に東京ドームの舞台に立ったのは、一世を風靡した一組の声優アイドルユニット。

僕は当時、彼女たちのことが今のAqoursと同じくらい大好きで、きっとこの先こんなにコンテンツにのめり込むことはもうないのだろうなんて思っていました。

華々しく終わったアニメ2期。そして満を持して公開された劇場版。

現実世界でも彼女たちはその足跡を深めていき、紅白歌合戦への出場を果たし、ついには東京ドームでライブを開催するにまで至りました。

 

その、彼女たちの最初で最後の大舞台。

 

僕は、その日に仕事をしていました。

 

以前別の記事で触れたことがありますが、当時仕事上のトラブル(天候が関わる事故でしたね…)があり、誰が悪いというわけではなく職場の皆が仕事を長期間休めない状態になっていました。

強いて言うなら、運が悪かった。

 

たくさんの想いと、告げるはずの別れの言葉と、流すはずだった涙と。

そういった色々なものを置き去りに、僕の知らないところで彼女たちのファイナルライブは幕を閉じ、伝説となったそのグループは表舞台から姿を消しました。

 

あの時、オタクだった僕はきっと1度死んでいます。

 

そして、そんな僕を掬って/救ってくれたのがAqoursでした。

 

【余談】

「すくう」というアクション、僕はよくこのダブルミーニングを持たせて漢字変換を行います。
どうしようもない場所にいるところから、エネルギーを持って掬い上げる。
苦しい気持ちで沈んでしまった心へ光をもたらし救い上げる。

ラブライブ!の作中でよく、主人公が他の人物へ、時に逆に主人公へ、手を差し伸べたり強引に連れ出したりするその瞬間、確かに彼女たちは"すくわれて"いて、だからこそ絆が深まり、想いが繋がっていっているのだと、そう感じます。

友情や絆、もっと言えば運命や偶然の重なり。「見えない力」が働くとき、そこにはきっと「すくわれた」想いが渦巻き、繋がり、未来を紡いでいくのかな、なんて。

 

 

Aqoursが乗せてくれた船

 

閑話休題

そんな折に出会ったのがAqoursという存在でした。

正確には存在はもっと前から知っていたし、彼女たちの頑張りも傍目には見ていましたが、まだその時にはしっかりと追いかけていない、というくらいでした。

ファイナルを逃し、どうにも趣味に力が入らず、生気が抜けたような目で日々を送る。

無趣味って多分すごく危険な状態だったのではないかなと、今では思います。

惰性で買っていたCDも買った直後には開封せず、PCの横に放置するような状態で数ヶ月が経ち……。

何かの拍子にふと、たまにはラブライブの曲を聴こうか……なんていう思考で手に取った『恋になりたいAQUARIUM』のCD。僕の「救い」はこれでした。

 

何度かTwitter等で触れていますが、「別れ」や「終わり」を多く示唆した先代の後期の楽曲群が個人的に本当に苦手だった時期があり、それを受けて周りが「泣ける」とか「感動する」といった感想を口にする度に胃がもたれるような、よくわからない感情を抱えていました。

その想いはファイナル不参加でさらに深まり、CDを購入だけして聴かないような状態はその頃から始まっていたように感じます。

 

そんな陰鬱とした気持ちを吹き飛ばしたのがAqoursの楽曲。

無謀でパワフルで、辿々しいながらも始まったばかりの未来への希望を唄うその歌声は、心に吹く涼風として暗い気分を溶かしていきました。

 

君はなんども 立ち上がれるかい?

 

力強く問いかけるその言葉が。

 

信じてくれるかい?きっといつかは歌えるって

 

真摯に祈る、その愛のうたが。

 

届かないって決めないで 手を伸ばせ それから悩め!

 

無謀に駆け抜けるその背中が。

 

彼女たちのもたらした未来へ向かう風。

それが僕を掬い上げ、救ってくれた船出の風でした。

 

 

【余談】

うちの祖父は漁師をやっていました。自ら船を持ち、漁へ出る船頭でした。

今はもうこの世にはいないのですが、僕に多くのものを遺してくれた存在だったと思います。

厳しい人だったけれど、同じくらい愛情も感じられて。

何度かその祖父の船に乗せてもらい、漁へ出るのを見学したことがあります。

帆船ではないので風で進むわけではないですが、波に大きく影響するため風の存在はやはり大切です。

空気の密度の変化や湿り気、風の向き、鳥達の様子……。そういったものを全身で感じ、違和感があれば例え漁の調子が良くても引き返す。そういう風との付き合い方が自分たちには大切なんだと、そう話していた記憶があります。

風と上手に付き合い、船を出すときには追い風へ。

人生の中で何かしらの転換点があったり、勢いが変化する時に「風向きが変わる」なんていう言い方をする時もあります。

僕らの人生は、そんな風向きと付き合いながら進む、ひとつの航海とも言えるのかもしれません。

 

 

●約束

 

この先の話は本当に身勝手で、我儘なオタクの戯言。

 

Aqoursに、多くの可能性を感じて。

Aqoursに、暗かった気持ちをすくわれて。

Aqoursに、これから先も多くのものを見せて貰いたかったから。

 

Aqoursに、賭けました。

最初から追いかけていたわけではない、中途半端なオタクの賭けられるものなんて高が知れているので、とりあえず残りのオタク人生を賭けてみました。

きっとオタクとして僕が最期に推すグループ、それがAqoursなんだと。

 

その上でまだできることはあるんじゃないの?という言葉はもしかすると色々あるかも知れないですが、まあイベント全通や気合いの入ったフラスタ出したりとかだけが推しごとではないので、そのあたりは心構えの問題ということで……。

とにかく、自分が走りきった時に後悔が無いように。そういうつもりで全力を出そうと決めました。

 

後悔が無いように?

あの時みたいに?

 

結局今でも僕は引き摺っています。あの日の別れを、涙を、そこへ置きっぱなしにしています。

そして、その2年半越しの忘れ物を取りに行く船。

それが、その存在がAqoursなのだと、僕は勝手に定めて……。

 

自分が一生懸命彼女たちを応援して、誰にでも誇れるような人気と実力を兼ね備えて。

そうなった時に、きっと彼女たちはあの舞台へと僕を連れて行ってくれる。

だからそうなるように全力で応援しよう。

 

僕とAqoursとの、勝手で一方的な、約束。

 

当然、東京ドーム公演まで進むに至った航路の中で、僕の応援が意味を成している部分なんて一握りにも満たないでしょう。そんなことは解ってます。

だけれど、僕が今日まで真剣に彼女たちを好きでいたから、多くのことを考え、少しでも楽しくてユニークな解釈ができるように悩みぬいてきたから。彼女たちの笑顔を望んで、活動の中で多くの成長を得られるように願い続けてきたから。

寄り添い続けた想いの先に、少しだけ彼女たちがこちらへ向けてくれた愛情の一端である「10人目」という概念があり、だからこそ今僕は自信を持って言えるのです。

 

Aqoursが、僕の勝手な約束を叶え、果たしてくれた。

 

あの日忘れてきた大切な想い達を、大好きだよと素直に言える最高の人たちと一緒に、これから拾いに行くんです。

あの時にはいなかった、多くの仲間も今は横に並んでいて。

自信と誇りを讃えた背中で先頭に立つ9人は、とても頼れる存在になっていて。

 

だから僕は今回、Aqoursへの恩返しだとか、Thank you, FRIENDS!!に感謝を込めて!とか、そういった形の(敢えてそう表現しますが)「雑念」は挟まずに、果たしてくれた約束に存分に乗っかり、100%の信頼をもって全力で自分のために楽しもうと思っています。

これまで多くの想いを、情熱を向けてきたからこそ、十分なんてことは絶対にないですが……でも、僕が、もしかしたら僕だけは。

今度は、僕がAqoursから貰う番。

半分くらいはそんな傲慢な気持ちで。だって僕と彼女たちの関係はファンとキャストだから。

No.10という実態の見えない概念のような存在ではなく、十六夜まよという1人のファンとして、心の限りの応援と感謝を胸に秘めて、全力で楽しさを受け取ります。

置き去りにしてきた色々なものを全部取り戻して、だけれど終わった時には全力で笑っているために。

もしかしたら、僕は泣かずに2日間を終えるかも知れません。なんとなく、そんな予感がします。

 

光る風を受け、未来へのチケットをかざすその船に、客としてのんびりどっしりと構えて乗り込んでやろうかなと。そういう気持ちです。

 

どうです?めちゃくちゃ身勝手でしょう?

でもきっと最高。最強に当日僕は楽しいです。

 

 

●やっと手にしたMIRAI TICKET

 

ここまでが、4thへ向かう僕の想いと、ちょっとした過去と絡めての自分語りでした。

長々とお付き合い頂いた皆様、本当に有難うございます。

 

先日、Aqours紅白歌合戦への出場決定の報があり世間が沸き立っていましたが、その時に久々に見たMIRAI TICKETの衣装がとても印象的で、同時にその曲がずいぶんと頭に引っかかるようになりました。

 

「Sailing to the Sunshine」というタイトルと、タイトルロゴにあしらわれた一艘の船。

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「未来」「航海」「光る風」。

アニメ1期と2期を繋ぐ船であったこの曲は、今もう一段階上の意味を付与され、その先の未来へと向かう強固な大船へと変貌を遂げました。

同時に、作品に関わる本当に多くの人に取っての、それぞれの未来への船出を示す、「航路」や「そこへの切符」といった意味合いも感じられるものとなりました。

 

ドームに集まる5万人の、それぞれの人生という航路。

「太陽」を高く大きい目標や夢と捉えるならば、「Sailing to the Sunshine」はまさに夢への旅路、その船出です。

 

 

ちょっとだけ私事を。(いやこの記事は今までずっと私事を綴っていたのだけど)

夢と言えるほど強烈なものではありませんが、個人的に「2018年の目標」として掲げていた「関東への転職」を、先日やっと具体的に達成したと言えるレベルまで成し遂げました。

これから、新天地で新たな人生が始まるのだという実感。

このタイミングで僕の人生がそういった転換点を迎え、あらたな風が吹こうとしていること。

同時に、船出を示す大きな舞台が、2年半越しの約束と共にやってくること。

 

──全てに、意味がある。

 

偶然だとは思わずに、まずは明日明後日の大舞台を全力で楽しみ、精一杯Aqoursを応援して。

過去に置いてきた気持ちも忘れずに掬い上げて、今の気持ちにしっかりと添わせながら。

さらには自己の糧とするため、ここからの船出を盛大に祝う、祝砲として。

 

「過去」「現在」「未来」全ての時間軸に意味を持たせて、Aqoursを肯定し続けてきた僕の気持ち、Aqoursの頑張りが報われて彼女たちもまた良い笑顔でその先の未来を迎えられるように。

 

 

いよいよ明日からですよ!

 

東京ドームでの世紀の大舞台、全力で楽しんでいきましょう。

 

 

2018.11.16 十六夜まよ

Aqoursの挑戦、Aqoursからの挑戦

皆様ご無沙汰しておりました、十六夜まよです。

 

昨晩、Aqours 2nd LoveLive!~HAPPY PARTY TRAIN TOUR~1周年ということで、BDを取り出し、彼女たちのステージを楽しんでいました。

やっぱりAqoursのステージは観ていて楽しい。心が躍る。

そしてその姿を観ていて心に浮かぶのは、その先にあった3rdツアーと、未だに感想のアウトプットがしっかりできていない、その先の曲たちのこと。

 

実は私、3rdツアー前に記事を書いてから全くAqoursについてのブログ書いてなかったんですよね。

言い訳をすると、3rdの感想やその後の新曲のどれもがとても重たく、よく考えさせられるもので……沢山の考えは浮かぶけれど上手に言葉がまとめられない。そんな大切な言葉・感情の数々を抱えたまましばらくのんびりしていましたが、いよいよ堰を切らせたのがAqoursの2ndの映像だというのはこれまた数奇なものです。

 

なにはともあれ、少しだけ大切に寝かせていた私の気持ち、Aqoursへの想い、そんなこんなを、キレイにまとめる自信はないので今回は無加工で吐露してみる。そんな文章にしようと思います。

いつもと違うスタイルになるのでお見苦しい点もあるかと思いますが、お付き合い頂ければ幸いに存じます。

 

注)歌詞引用はいつものように下線と斜体で表記します。

 

 

●3rdツアーで感じたこと

2018年6月9日の埼玉公演を皮切りにスタートした、ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~は、途中いくつかの外的なアクシデントに見舞われつつも、ステージそのものは本当に完璧に、素晴らしい完成度でその幕を閉じた。

私が現地で参加したのは埼玉の初日と大阪の2日目の2公演で、他の公演はLVでも観る機会が無かったため、語れる範囲がそこに限定されることはご了承願いたい。

 

 

3rd埼玉初日の直前、私はあろうことかこんなことを考えていた。

劇場版も残っているし、そもそもそんな明確な言葉が誰かからあった訳でもなく、なんとなくアニメ2期の内容に引っ張られる形で3rdライブが一つの終着点なような、そんな勝手な想像を重ねて勝手に寂しくなっていた部分が少しだけ存在していて。

結果的にそれはAqoursに大変失礼な想いであり、杞憂だったことが初日の公演後に認識されたのだが、それを払拭してくれたのは逢田梨香子さんのMCにあった

「挑戦していくのがAqoursだから。」

という言葉だったように思う。

 

挑戦。

 

Aqoursはいつだって目の前に大きな壁を用意され、きっと我々の知らないところで歯を食いしばりながら、時に乗り越え、時にぶち壊してこれまで前に進んできたのだろう。

勇気はどこに?君の胸に!の詞にあるように、

やり残したことなど 無い
そう言いたいね いつの日にか
そこまではまだ遠いよ
だから僕らは 頑張って挑戦だよね

と、ある種アニメ世界で浦の星女学院の終わりを見届け、3年生の卒業を見送った、そんな向こうの世界のAqoursでさえも挑戦を唄い、そして本当の終わりがまだ遠いことを明確に告げていた。

そこに気が付くことができて初めて、Aqoursがこれからどのように進むのか、何がそこまで我々の気持ちを動かすのか……3rdツアーの何が素敵で、「Thank you, FRIENDS!!」のどこが素晴らしくて、「ホップ・ステップ・ワーイ!」の歌詞が何を示すのか……。

そんな感情の数々を、やっと一つの方向性にまとめられるような気がして。

いつだってそうだったかも知れないけれど、これからのAqoursはより一層この「挑戦」というキーワードと共にあるのだと、そう感じてならないのだ。

 

 

●1stから2nd、3rdへの流れの中で

プロジェクトラブライブ!の根幹にある多方面メディア展開の中で、どの世界が主で従で、等という順位付けは野暮なものだとは思うが、それでもやはり大きな柱として存在するものは「アニメ」と「ライブ」であると思っている。

ラブライブ!サンシャイン!!Aqoursに関してはこれまでナンバリングライブは3回行われ、ファンミーティングイベントも挟まれてきたが大まかに分けるとそのテーマ性は2種類だった。(HAKODATE UNIT CARNIVALは例外とする)

 

1st・3rd→アニメのストーリーを軸に、Aqoursの物語を展開するもの

2nd・ファンミ→そこまでの活動を踏まえた上で、Aqoursの物語を展開するもの

 

Aqoursの物語を展開する」という表記は同じではあるが、意味は全く──誇張ではなく──"次元が違う"と言える。

つまり、前者は千歌たち2次元のAqoursの、後者は伊波さんたち3次元のAqoursの、それぞれ独自の物語を表現するもので、その似て非なるドラマ性こそが我々を魅了するひとつの要であるのだと強く思う。

(以後、千歌たち2次元のAqoursを「向こうの」、伊波さんたち3次元のAqoursを「こちらの」と表現していくこととする)

  • 千歌たちAqoursの物語
    言わずもがな、アニメで千歌たちが経験し、我々が観測したストーリーを追っていく形のライブ。キャストのステージ上のニュアンスも、キャラクターを強く意識したものが強くなり、当然ながら挿入歌のパフォーマンスが多いため映像シンクロや演出上の2.5次元展開が多くなる。

  • 伊波さんたちAqoursの物語
    アニメ以外の楽曲や世界観をキャスト主体で演じる、ライブパフォーマンスに寄ったスタイルのライブ。現実の世界や季節感を大切にし、キャスト本来の魅力やそれを引き出す楽曲選択が行われる傾向にある。

勿論これらは完全に独立したものではなく、そもそもキャストとキャラクターの間にある次元の壁を限りなく取り払うことが声優アーティストの本懐の一つでもあると思っているので、そこを明確に分けることにはさほど意味はないと感じるのだが、敢えて分けるのならば私の中ではこんな雰囲気になる。

本当に細かいニュアンスではあるが、前者は「伊波杏樹演じる高海千歌の」、後者は「高海千歌伊波杏樹の」ステージといった感じ、と表現すれば伝わりやすいだろうか。

 

そして次回……4thライブは後者の、物語の文脈が3次元のAqoursに寄った展開をするライブになるものがある、と私は考えている。

 

 

Aqoursの挑戦

2次元という、3次元の創り手によって創造された世界で、それが物語であるなら失敗することなく困難を打ち破ることができるキャラクター達に対して、3次元の人間はどこまで努力を重ねてもその確率を完璧なゼロにすることは難しい。

 

すごく熱の無い言い方で申し訳ないが、例えば千歌の言葉で自身の輝きを見つめ直した梨子は絶対にピアノを間違えないし、同様に自分を含めた9人にリーダーとして認められた千歌のバク転は必ず成功する。姉の祝福を思い出したルビィは面接会場で強く自身をアピールできるし、彼女たちがステージに立つ時はいつだって健康体だ。
それは彼女たちが、創られた脚本の上で与えられた条件を満たした時に決まった結果を得ることができる、そういったルールの世界で生きているからだ。

 

しかし現実はそうもいかない。

3ヶ月練習を重ねた逢田さんだってピアノを間違えることもあれば、千歌と違い6回も成功させねばならない伊波さんは少しのふらつきで悔しい想いをせざるを得ない。
函館の地で演奏しなかったAwaken the powerに関して誰よりも不安に思う降幡さんは成功の瞬間安堵で泣いてしまうし、諏訪さんや高槻さんが喉の調子を悪くしてしまったこともある。

 

Aqoursが挑戦する最強の相手は、自身が演じるもうひとりの自分、向こうの世界のAqoursである。


我々はそこにドラマ性を見出し、やれシンクロだやれ再現率だやれエモいだと騒ぎ立てる(勿論それは観客として真っ当な受け取り方で、そう感動することこそが客の本懐である)が、キャストにしてみればたまったものではないはずである。

以前μ'sのラジオか生放送で誰かがふと漏らした「新しいPVを観ると、かわいいとかすごいとかの前に『これをやるんだ』って気持ちが先行して身構えてしまう」という言葉が今でも印象的で、きっとその気持ちはAqoursキャストであっても変わらないと思う。

誤解を恐れず言うのであれば、そのプレッシャーはAqoursの方が大きいものになっているであろう。

 

それを負担の押しつけだとか酷使だと言うつもりは全く無く、感情を消費する我々の観点からで言えば、「だからこそ感動が強い」とすら言うことができてしまう。

 

そんな我々の期待なんかも含めて、彼女たちが"挑戦"するのは「Aqours」そのものなのだ。

 

始動直後のこちらのAqoursはμ's全盛期のスタートだったため注目度も今ほどではなく、やはり苦しい想いをたくさんしてきたように感じる。辛辣な言葉を投げかけられるようなこともあっただろう。
初のステージのパフォーマンスも、お世辞にも揃っているとは言えず息も切れぎれ、音程もかなり厳しかったし、笑顔もキープできていなかった。勿論常人のレベルで考えるといきなり3曲をあのレベルまで完成させてきたことは驚嘆に値するが、「今にして思えば」という卑怯な前置きで今の時間の私が語ることはどうか許して欲しい。

 

アニメ1期世界のAqoursは結成後体育館ステージを埋め、地元沼津のアピールに成功し、9人になってからは予備予選を突破後地区予選までコマを進め、10人目となる浦女全校生徒のバックアップを得た。
それに対し現実のAqoursは初の大舞台、観客がまだ品定めのような目線で彼女たちを観るような場面もきっと多く、向こうのAqoursに追いつこうと必死だったように思う。

 

対して2ndやファンミでは、一度勢いのついたこちらのAqoursが味方を増やし、どんどん前へ進んでいく足がかりとなったような印象を受け、実際に彼女たちは彼女たちだけの輝きを身に着けていったように思う。アニメ世界では現在のところ表現されていないデュオトリオやユニットといった編成は、どちらかと言えばこちらのAqoursの武器だ。

 

そして迎えたアニメ2期。一度予選敗退から廃校決定というダウン調のストーリー展開は、そうしてつけられたこちら側のAqoursとの差を暗に示していたようにも感じられる。
しかし彼女たちは負けずに進み続け、それぞれの輝きを再認識し、眠っていた力を喚び起こし、ついにはドームでのラブライブ本戦、全国大会優勝という結果を残した。

 

3rdライブ、向こうのAqoursの残した実績はこちらのAqoursに重くのしかかり、超えるべきハードルは相当なものであったと思う。
散々心配はされたが、伊波さんのバク転をはじめ、11人揃ってのパフォーマンスとなるAwaken the powerの成功やソロ楽曲ステージの存在など再びこちらのAqoursは向こうのAqoursの背中を捉えるまでに成長を遂げた。

 

ここからユニットファンミを経て、次に挑むはドームの舞台。

そうして初めて、現段階でのAqoursAqoursの足並みが揃うのだろうなと、そう感じる。

 

時系列順に彼女たちの軌跡を追うと、常にAqoursAqoursが切磋琢磨しそれぞれがそれぞれの頑張りに追いつこうと、追い越そうと走り続けているのだと思う。

それはまさしく、Aqoursの挑戦であり、Aqoursからの挑戦と言えるのだ。

 

 

●急がないと置いてくよ

そんな挑戦し続けるAqoursと、挑発的なAqoursを踏まえて「ホップ・ステップ・ワーイ!」の歌詞を見てみると、また少し違った意味合いが見えてくる。

一般的には「僕ら」をAqours、「君」を我々ファンとして捉えてAqoursが我々を次のステージへいざなう曲として見るのが妥当だとは思う。

が、その両方を「Aqours」で置き換えた時に私は、向こうの9人とこちらの9人とがお互いを高めあい、それぞれのステージへを引き上げる、手を引く歌のように思えてならないのである。

 

一緒ならできる
なんでも そう思ってるよ
だってほら ここにいるってさ
そういうことさ

キャストがよく表現する「キャラと一緒に」という言葉は、演じ方のスタンスがどういう形であれキャラを自分なりの形で具現化し、共に生きることを言っているのだと思うし、声優という職業の一番の魅力はそこにあると考えている。

 

だからかなったユメの先は
新しいユメ 探しに行こう
君の目が Ah... ときめきを待ってる
もちろん僕らも だよ

かなったユメ、叶えられた夢はこちらのAqoursにとっての次の目標となり、叶えるべき新しい夢となる。向こうのAqoursが先行する形が多いので、その1歩進んだ先でこちらを振り返り、少しだけ待っていてくれる……そんな関係性を感じるフレーズ。

 

さあおいで さあおいで
急がないと 置いていくよ
楽しい世界への旅だよ わーい!

そしてサビ。「急がないと置いていかれる」のはきっとどちらのAqoursも一緒で、これまで駆け抜けてきたスピードを考えると本当に一瞬たりとも気が抜けないのだろうなと、そう感じる。でも、だからこそ彼女たちは常に新しい、見たことない夢を追いかけて走り続けることができるのだろう。

 

みんなおいで さあおいで
集まれば元気な 僕らのパワーと
君のハートで 明日へ 向かおう

このフレーズが1番好き。「集まれば」と言われるようにいつか来るAqoursAqoursが立ち並ぶ瞬間に、彼女たち18人の力が一緒に表現される時にどんなものが観られるのか、楽しみで仕方がない。
「僕らのパワー」は作品やコンテンツの持つエネルギー。キャラクターである千歌たちの魅力やもっと大きな「楽しい」という力そのもの
「君のハート」はそんなキャラに心を宿らせ、輝きを生み出すキャストたちの気高い精神性

この両者のチカラで「明日へ向かう」。まさにラブライブ!というコンテンツの今後、といった言葉であるように感じるのだ。

2番以降も似たような解釈ができると思うので、興味を持った人はそんな視点で読み込んでみて欲しい。

 

 

●声のかぎり 呼んでみるよ

同じ観点から、「Thank you, FRIENDS!!」を聴いていると、これはもうAqoursからAqoursへの言葉」にしか聞こえなくなってしまった。

解釈、感じ方は人それぞれだし、それを否定する気持ちは全く無いが、ここで唄われる「FRIENDS」が我々であるようには私は思えない。

これはc/wの「No.10」が明確に我々(10人目)に向けた曲であることとも関連していて、そうであるなら尚更こちらの曲では10人目のことは気にしないものなのかなあと、そういう部分でバランスを取りたくなってしまう。

解説記事のつもりではないので、こちらは歌詞を引っ張り出して「ここがこう」と逐一説明するのも蛇足だろう。私はこの曲を聴いて、そう感じるんだというところだけに留めておこうと思う。

 

でもやはり、そう誤魔化してみてもこの曲の本質からは逃げられないように思う。

 

以前μ'sの記事でも書いたが、どうにもこの、プロジェクト終盤の卒業や終わりが見え隠れする感傷的な楽曲は好きになれない。
単に盛り上がる曲が好みという嗜好性もあるのだが、畳み掛けるような感動を「ほら泣いていいよ、寂しいよね、泣けるよね」と捲し立てられる感じがどうにも慣れないのだ。(ある種の被害妄想かもしれないが)

そもそも4thがファイナルライブではない(だろう)し、劇場版もあるのでこの気持ちは記事の冒頭で「払拭された」と言及したそれを同じではあるのだが、かといってこの曲の歌詞から感じる別れの予感からは逃げられない。

 

何かが在り続けるのであれば、その終わりは感じない。
死がいつか来るから永遠の命なんてものを求めるように、「永遠って言葉が 出てきたよ不思議と」という感情には、そこにいつか必ず来る「終わり」が感じられてしまったからなのだと思う。

ドームが終わって、ファンミーティングが終わって、劇場版が終わって……その頃の世界でAqoursがどういった存在になっているか想像はつかないが、そこからあと5年間活動します!ということは無いように思う。1年なのか2年なのか、もっと短いのかは判らないが、確実に見えてきている「終わり」の瞬間に対して、私はただ「寂しい」という感情に流されるだけではなく、そこも含めて今度は全力で「楽しむ」ためにAqoursへ向き合わねばならないのかな、と。

 

それがきっと、Aqoursから私への挑戦

 

 

●9人9色の挑戦

Aqoursとして、という以外にも、3rdではキャストそれぞれがキャラクターと向き合う場面が存在した。それがソロ楽曲のステージである。

各メディアで言及されているように、ソロのステージは演出を含めたステージングをキャストに委ねられていた部分があり、各々がいろいろな感情・考えをその表現に持ち込んだのだと思う。そこから感じたキャストごとのキャラクター観のようなもの、演じるスタンスなんかをここで簡単にまとめられたらと思う。

 

そもそもAqours楽曲と違い、ソロ楽曲はキャラクターだけではなくキャストにとっても「オーダーメイド」の曲である。
歌詞だけではなく音域も、担当に合わせて各クリエイターが調整を行っているものであるはず。
何故ならば歌うのは画面の向こうのキャラではなく、こちら側のキャストだから。その声帯を駆使して表現する歌の世界は、半分はキャラのものではあるが、もう半分はそのキャストのものである。

そういった点では、3rdライブの中でソロステージだけは、「こちらのAqours」寄りの、キャストを軸にしたステージであったとも考えられる。

 

  • 伊波杏樹~特別な輝きが欲しい!~
    先述したが、3rdライブにおいて伊波さんが行ったことは「千歌の再現」のレベルではない。
    同じ曲を2度使えない向こうの世界のラブライブ大会のルールもあり、千歌があの勝負をかけたのはきっと1度きりなのだろう。一発勝負と言うと博打感が強いが、一度成功すればOK、と考えるとリターンを考えた時に分の悪い賭けではないように感じる。
    一方伊波さんに関しては、実は要求されたものが「6連続成功」であった。
    あれだけドラマ性の強い演出で仮に失敗があった場合、肉体的なダメージもではあるがそれ以上に精神的にキツい。「できるかな?できる!」という歌詞が直後に歌えるか?と考えると想像するだけで胃に悪い。当事者としては大変なプレッシャーであるだろう。
    これも先述したが、それが負担だとか問題あるというようには思っていない。結果だけ見て、彼女はやり遂げたし、そうなると信じていた。
    直後に彼女の発した「千歌、跳んだぞー!」の叫びは、伊波杏樹として千歌へ届けたメッセージだったのかもしれない。

    少々前置きが長くなったが、そんな彼女の向き合い方は「千歌と自分を完全に分離し、千歌へもうひとりの千歌として自分の輝きを届ける」スタンスのように感じる。
    ソロ曲「One More Suhshine Story」は、千歌の「Story」とは違う、もうひとりの千歌としての、伊波杏樹の「Sunshine Story」を「One More」として伝えているように思う。
    彼女が生きる役者としての舞台や、そういった人々の共通の夢とも言えるブロードウェイの景色。
    それをあの日ステージ上で表現していた彼女は、私にはもうひとりの主人公のように感じられて誇らしかったのを覚えている。


  • 高槻かなこ~晴れるよ 胸の空は~
    彼女は本当に歌が巧い。特にここ数年で身に着けた技術は相当なものだと思うし、日本語の細かい発音や聞き取りやすい子音処理なんかは日本の他の声優やアーティストと比べてもトップレベルの明瞭さであるように感じる。
    それも全部、彼女が花丸へと自身を寄せる努力に他ならない。
    1stで語った、花丸との乖離で悩んでいたことや、そこから1歩踏み出せたことを経て、確かにそこからの伸び方がすごかったように思う。
    HAPPY PARTY TRAINの花丸ソロで特に上手いと感じたtとsの子音処理はソロ曲である「おやすみなさん!」にも多用されており、テキストとサウンド両方から彼女の歌の巧さをお仕上げているように感じられた。

    「きっと花丸ちゃんもそう思うから」とステージを降り、トロッコで客席へと向かう選択をした彼女のスタンスは「キャラと一緒に成長し、共に歩む」スタイルであるように思える。

  • 小林愛香~私とあなたとワタシなら~
    彼女は本当に歌が上手い。発声技術や音量・音程コントロール等純粋な歌唱技術がハイレベルにある。あの細い身体のどこにそんなエネルギーがあるのか疑問であるが、安定感が抜群でパフォーマンス力も高い。
    歌声は本来、立った状態が1番出しやすい。横隔膜の上下で肺の空気圧をコントロールし、それを声帯で加工して音とする「歌」の場合、下半身の内蔵が自由に上下できる状態でなければ本当の力を出すことができない。
    ところが彼女は最初、あの激しい「in this unstable world」を座ったまま歌い上げたのである。あの細い身体のどこにそんなエネルギーが……。

    そしてそこまでの技術を持ち合わせながら、彼女のスタンスはヨハネの1番のファン」。公言していることなのでほぼ間違いないのであろうが、善子が、堕天使ヨハネがこの世界で羽根を広げるために、自身が手を貸すような気概を感じる。
    まさに「私とあなたとワタシ」という3者が手を取り合う世界観そのまま、である。

  • 逢田梨香子~一人で向かう鍵盤だけど~
    ソロ楽曲の中で群を抜いてキャスト寄りだと感じたのは梨子ソロの「Pianoforte Monologue」だった。
    衣装が。手首のシュシュが。登場時の腕を伸ばし、何かを掴むために掌を広げるポーズが。
    あの日の第2楽章。それが逢田梨香子さんの「Pianoforte Monologue」
    梨子やAqoursが、逢田さんへと贈るメロディ。それ以上の説明は不要かと思う。

    彼女が演じるスタンスは「梨子に寄り添うことで彼女が力を貸してくれる」ような感じ。自分が演じることを主に置きつつ、寄り添ったキャラが自分にはない力で引っ張っていってくれるのに任せるような、一種のトランスを感じる。


  • 斉藤朱夏~大事なのは「好き」がある毎日です!~
    最年少のムードメーカー、彼女の可能性は正直計り知れない。
    歌を歌うのは体力勝負で、基本的には膂力で生み出す空気の流れが声帯で加工されるものであることは前述した通りで、高槻さんあたりは特に声帯での加工が、小林さんは全体的なコントロールが巧い、上手いと表現されるが、彼女はとにかく筋力で全てをもっていくタイプである。
    運動部から借りてきた助っ人がめっちゃ良い声とか、弱小合唱部にはよくあることだが、そのカラクリはこれである。
    要するに磨けば磨くほど光る原石。多分素の状態であれなんだから、本気でボイトレのみに集中していて分野の違う世界にいたら、また違ったところで彼女の名前を見ていたかもしれない。そんな子。
    ソロ曲「Beginner's Sailing」を私が観たのは大阪公演の2日目だったが、ド肝を抜かれた箇所が2つあった。

    まずは冒頭、舞台射出を行ったことである。
    これは私の完全な妄想ではあるが、ラブライブ!史上1番の「事故」はμ's4thのBiBiステージ、「Cutie Panther冒頭で舞台射出を行った際にPileさんのバランスが崩れ、着地に失敗したことであったと考えている。
    身体の2倍程度の高さまで打ち上げられるあの装置、実は結構危険で位置エネルギー的にも失敗時のリスクはバク転どころの騒ぎではない。
    実際、あれ以来舞台射出をラブライブ!の現場では見なかったように感じていて、スタッフ側にも封印を余儀なくされる傾向にあったのだと思う。
    それを打ち破り、数年ぶりに演出として取り入れた斉藤さん。スタッフ側も、彼女なら使いこなせる、と信頼できる身体バランス。そんな子。

    2つ目はCメロ「Sailing now まだわからないね」の部分。
    ここ、CD音源だと裏声で丁寧に処理しており、多分彼女の音域ギリギリの最高打点の高音なのだと思うのだが……あろうことか本番で、彼女はそのまま勢いと筋力で地声のまま張って唄い切った。多分本人も限界を超えていたし、他公演のステージでどうだったかを見ることができなかったので比較ができないのだが、秘めた可能性の片鱗、身体能力の暴力を垣間見た、鳥肌の立つ瞬間だった。

    そんな彼女のスタイルは、正直なところ掴み切れていない。声優としても「多くの可能性を秘めた原石」として、曜と様々な形で自分なりの輝き方を見つけていって欲しい。


  • 降幡愛~あと一歩 勇気ください~
    彼女のこれまでのスタイル、黒澤ルビィをステージ上に再現する」は、その時点で非常に完成度が高く「キャラクターになりきる」精度はメンバー中随一であると感じている。
    そのスタンスは素晴らしいものであるし、表現者として尊敬できる部分が多々あれど、降幡さん本人としての部分がルビィに隠れてしまい見えづらくなってしまうのが少しだけ物足りないと思っていた。
    しかし、彼女はそのさらに先を歩いていた。
    福岡でのMC内容のまた聞きであるので正確性には目を瞑って欲しいが、彼女が発した「ルビィが先に歩いていって、それに追いつかなきゃと思った」という感覚は、この記事で私が語ってきたAqoursからの挑戦」そのものに他ならない。
    自身にキャラを重ねてきたスタイルを貫く彼女が、投影したキャラクターが自分を超えて先を行く感覚を経験しているのは次のステージへの進化であると思うし、そんな感覚を身に着けた彼女の4thライブでのパフォーマンスは本当に楽しみで仕方がない。

    ソロ曲「RED GEM WINKはそんな彼女ならではの、「ルビィの完全コピー」。
    観客席の我々に向けて手を振る際に漏れ出た無邪気な笑い声は、アイドルへのあこがれを胸に抱き続けるルビィの心そのものだったと思うし、その歌声は我々のよく知る黒澤ルビィだった。
    そういった点でも、彼女はまた違ったウマさを持った人物であると感じている。
    いつか進化の先で、降幡さんとルビィの並び立つ姿が見られたら……なんて期待が少しだけ。


  • 小宮有紗~私と似てるから惹かれるの 戻れなくなるの~
    黒澤姉妹でのソロ曲の対比、リンク感を以前試聴動画が出た時に当ブログでまとめたが、その解釈が概ね演出者(後に演者)と一致していたのだと確信を持てたステージ。
    吹きすさぶ雪、冬のイメージと孤独な恋心、隠しきれない情熱……。そういった「WHITE FIRST LOVE」に込められたメッセージをもれなく網羅してくれたステージだったように感じる。

    彼女の演技スタイルについては、その感想記事でも一度触れているため引用で引っ張ってくることにする。

     

     私は以前、小宮さんの歌い方についてこのように印象を述べていました。

    これについては今も変わらずそう思っていて、彼女が女優であるが故に、1人の人物を演じるにあたって本気で役と向き合っている結果だと思うのですが、この2種類のニュアンスの違い、伝わるでしょうか。

    前者は一般的な声優さんのアプローチで、これも十分にすごいことなのですが、「歌声」って「地声」と結構違うものだと思うんですよね。

    普段低めの声の人が、歌になるとキレイなハイトーンを張れたり、逆にキンキンの声質の人が歌う時にはしっとりした響きを持たせられたりと、「人物の地声」と「歌声」は関係しながらも少しだけ別のものである、というのが私の持論です。

    彼女は、黒澤ダイヤという人物を自身の中に吸収することで、黒澤ダイヤとして歌う」に留まらず、「歌う黒澤ダイヤの声」を「演じる」ことができるようになっているのではないか、と私は考えています。

    これは自身にルビィを投影し再現する、といった降幡さんとは真逆の方法(当然ながら降幡さんはその純度が桁違いに高いので彼女も本当にすごいです)、どちらかというと彼女にしかできない手法であるように感じているのですが、やはりそこは女優としての彼女の役との向き合い方からくるものだと思います。

    このアプローチが以前は歌そのものに慣れていなかったことも含めなかなかダイヤと噛み合わず、表現力が十分に発揮できない状態だったのではないかと思うのです。

    そして今、スキルアップと共にダイヤへの理解も深まり、いよいよその芽が花開こうとしている、そんなタイミングなのだと感じました。

    以上、だいぶダラダラと持論を語りましたが、小宮有紗さんが他の声優さんとは一線を画す方法で、素晴らしい伸び幅でもってダイヤのソロを歌いこなしてくれている、非常にレベルの高いことをしているのだということが伝われば私は満足です……!

    小宮さんのインタビューで「最初はダイヤが自分と似ているからダイヤ役を希望していなかった」と言っていたのを見たことがある。
    役者として役と向き合う際に、彼女が演じることを想像する時、似ている人物が相手だと逆に難しかったり、自分に引っ張られすぎたりするのかもしれない、と拙い想像をするのだが、そんな心情はこの曲の2番サビ歌詞

    あなたの目がきっといけないんでしょう
    孤独な光が
    私と似てるから惹かれるの
    戻れなくなるの

    といったところにも現れているのかもしれない。


  • 鈴木愛奈~歩き出したら もう一度夢見よう~
    彼女が言うまでもなく歌が上手く、本当に巧いことは説明の必要がないかとは思う。これまで高槻さん、小林さん、斉藤さんの部分で触れた上手さ、小宮さんのところで触れている「キャラの歌声」を再現する力、雑に言えばその全てを兼ね備えた最強の存在が彼女である、と私は信じて疑わない。
    何よりも声帯が強い。鞠莉の「シャイニー☆」に代表されるハイトーンボイスにしても、彼女はそれは難なく発してケタケタと笑う。なんかよくわからないイルカみたいな音波も出る。天性の伸びの良い声帯に、長年の練習に裏打ちされたテクニックが乗るのだから、そりゃ上手い。

    そんな彼女の演出した「New winding roadのソロステージは、小原鞠莉役の声優として、という世界観を超越して、あの瞬間だけは鈴木愛奈さんのコンサート会場であったように思える。
    マイク1本で会場全体を捻じ伏せた歌唱力と、背景に歌詞テロップが入る画面はTV番組の歌謡ショーのようで、そこにはまさに彼女の望んだ夢の一端が表現されていたのだろうなあ、と胸が熱くなった。
    特にラスサビ前の無音部分、本当にあの瞬間は真の静寂が空間を支配していて、それが全部彼女の歌声によって演出されたものであることを肌で感じて、鳥肌と涙が止まらなかった。何度も胸を抉られ、冷静に立っていられないようなエネルギーを「歌」で直接叩き込んできた彼女の力は途方もないものだったのだと今でも鮮明に思い出せる。

    鈴木さんの演技スタイルも本人とキャラがハッキリと独立した「別々の景色を見て、並び立つ」スタイルであるように感じる。その中で共通するもの、違うものをそれぞれ表現しながら、一緒に歩んでいくのが今の彼女達なのかな、と。

    余談ではあるが……ラブライブ!を通じて、新たな夢やこれまで持っていた夢へ羽撃く機会を得られること。これは本当に素晴らしいことだと思っているし、私はそれを私利私欲であるとか作品を踏み台にしている等と断ずる感性が信じられない。
    キャストがキャストとして夢に踏み出すことができる、そんな舞台が多くの現場の多くの声優たちに開かれていることを切に望む。


  • 諏訪ななか~人にまた 戻りながら~
    「ステージ上の私は果南だから」という彼女の言葉も強烈に印象づいていて、降幡さんとはまた違う、どちらかというと諏訪さんは憑依型の演技スタンスなのかなと感じている。
    果南に身体を貸す。果南が諏訪ななかの身体を動かす。曲が終わって、自分に戻ると改めて諏訪ななかとしてMCやコメントをする。

    「さかなかなんだか?」の冒頭で入るラジオのスイッチは、彼女に果南が降りてくる前触れなのかもしれない、と思ったところで、それでもなおステージ演出を考えたのは彼女である、と想いを馳せた。
    2期でだいぶイメージが変わったが、松浦果南という人物はどちらかというと冷静沈着、クールでサバサバした姐御、といったイメージを抱かれていたと思う。
    そこに諏訪さんが演出してきたのは、ファンシーでガーリーな海のステージ。あれは彼女の趣味もあるとは思うのだが、それだけじゃなく果南の持つ乙女でかわいいイメージをどうにか解ってもらいたいと、演じている最中は果南にしかなれない彼女の、盤外からのメッセージだったのではないかなと感じている。
    曲のラスト、

    私はおさかな
    そんな気持ちのまま
    ゆっくり目を開けて 足もつけて
    立ち上がる 人にまた 戻りながら
    でも心は 軽くなってた

    ここで「人に戻る」のは誰なのだろう。

以上9人分、ソロステージとそれぞれの演技スタンスについて、これまでのステージや3rdライブを観て私が感じた諸々の感情や感想をまとめてみた。

やはり共通する意識は「挑戦」であるように感じられる。これまでの自分やキャラクター観から1歩踏み出し、次の段階へコマを進める。そういった意識が感じられる、エネルギー溢れるステージで、しかも終演後にキャストの口から「演出は自分たちで考えた」という言葉まで出てきている。
これほどまでに恵まれた環境で表現するキャスト自身と、キャラクターについて、ソロステージに込められたメッセージの濃さはここだけで語るには余りある内容だったのではないだろうか。

 

 

Aqoursのこれから

以上ここまで、まずは長々とした思考の垂れ流しにお付き合い頂いた皆様には深い感謝を述べさせて頂く。

私が今のAqoursに感じている「新たな挑戦」の気概、そして、向こうのAqoursに感じている、「ここまでおいで」と挑戦を待つ、余裕の笑顔。

こちらのAqoursはまだまだ挑戦者として、向こうのAqoursは挑戦を待つ者として、そういった意味での「Aqoursの挑戦、Aqoursからの挑戦」という趣旨で考えをまとめてみた。

 

これから4thライブとユニットファンミ中盤戦、劇場版からのファンミ後半戦。
そしてその先のプロジェクトの展開はどうなるのか。

 

まだまだ先が長いであろう、プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!について、今私が抱く気持ちは、とにかくキャストが伸び伸びと様々なことに挑戦してくれると嬉しいなあということである。

もう3年が経過し、キャストもキャラクターもある程度の成熟を見せているこの段階で、それでもAqoursは常に新しいことに挑戦を続け、我々の想像を何倍も超越してくるような、そんな世界を見せてくれると信頼しかない。

 

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最後に、これから臨む4thライブのキービジュアルについて。

 

劇中では富士山が度々「頂点」「未だ届かない頂き」の比喩として表現されてきたが、このキービジュアルはそこから飛び出し、その更に上……つまり、ラブライブ優勝のパフォーマンスで「雲の上のような景色」を見た向こうのAqoursの、さらに上を行くぞという「Aqours」の決意の現れなのではないかと私は感じている。

 

これまでも、これからも、「見たことない夢の軌道 追いかけて」、私自身も10人目に恥じない気持ちで彼女たちを追いかけて行こうと思う。

5分間の輝きに魅せられて

皆様こんばんは。十六夜まよです。

 

今回はいつもとは少し趣向を変えて、ライブ現場の必需品とも言えるペンライトの話をしようと思います。

……とは言え、ラブライブレード等に代表される最近主流の電池式ペンライトではなく、高輝度タイプのケミカルライト……所謂UOについてのちょっとした小話です。

 

(7/29追記

コメントで指摘があったので補足します。私本人のスタンスとして

「提示されるレギュレーションは遵守する」

ことはオタクとしてライブに参加する上での最優先事項としております。

注意書き等には必ず目を通しますし、マナーの話等もTwitter上で頻繁に行っています。

 

例えばAqoursのライブでは「著しくまぶしい高輝度タイプの大閃光やウルトラオレンジ等」の「使用を控えるお願い」がされており、過去様々な事由により、運営がそう判断し注意書きを出しているのであればそれには必ず従おうという考えでいます。

実際、Aqoursのライブにおいては禁止されている高輝度タイプのケミカルライトは使用せずグッズのブレードオンリーで参戦しています。

普段ラブライブ!サンシャイン!!について言及しているこの記事において多少の例外となりますが、この記事においてはAqoursのライブでの話を想定しておりません

本文中でも触れますが、主にこの夏行われるAnimero Summer Live2018のことを念頭に置いています、ということを最初に明記させて頂きます。

 

 

●そもそもUOとは

UOウルトラオレンジ、という認識は大体オタクの中で共通のものであるとは思いますが、そもそもウルトラオレンジ」が商品名なのはご存知でしょうか。

アメリカのケミカルライト企業「オムニグロー」が生産し、日本オムニグロー社から販売されていた高輝度タイプのオレンジ色のケミカルライトが「ウルトラオレンジ」という名称で、これが当時とにかく最高に光る!ということで注目を集め、ペンライトと言えばUO、という風潮が出来上がったわけです。

が、この日本オムニグロー社はキンブレ革命*1を境に倒産してしまっています。

つまり、本当の意味での「UO」を手に入れるのは現在困難だったりするんですね。

ただ、現在は高輝度のオレンジ色使い捨てケミカルライトが総じてそう呼ばれており、別に「これは今までのオムニグロー社の努力と、オタクたちの善意があっての通称ですわ!勘違いしないように!」とか言いたいわけではありません。UOって呼べば良いと思いますし、この記事でもそれらを総称して「UO」と表記します。

 

 

UO=厄介???

まあそんなUOですが、昨今のライブ現場では結構厄介者扱いですよね。

Aqours現場でもハッキリと「著しくまぶしい高輝度タイプの大閃光やウルトラオレンジ等」は使用を控えるよう名指しで注意書きに書かれてしまっていますし、実際ライブ後の感想等で「隣の奴がUO焚いてて眩しかった」「光害氏ね」「アリーナでUOぐるぐるしてたやついた」「光害は○んでくれ」等々……すっかり嫌われ者です。

勿論ルールでそう伝えられている以上、それを守るのがマナーですし、それを守れない人間がどう言われようと私が心を痛めることはないので関係ありません。

ただ、例えば今年も開催されるAnimero Summer Live、通称アニサマ等フェス系イベントでは特に制限はかかっていないため、使用される例はまだまだあると思います。

実のところ、そういう現場で焚かれるUOについてまで「厄介だ」と思われてしまうのは、少しだけ寂しいなというのが本心で、この記事を書こうと思ったきっかけでもあります。

 

私のフォロワーさんの中には20台前半の方も多くいて、例えばAqours以外の現場に行ったことが無いとかで「UOを折ったことがない」という人も散見されました。「何故そこまで折りたがるのか」という意見もちらちらと見ております。

そういう人にUOは怖くないよ、楽しいものなんだよ!」と伝えたいなあと思ったのもきっかけの一つです。

 

※一応明記しておきますが、ルールで制限がない場合の話であり、前述の通り使用を控えるよう伝えられているAqoursの現場等での使用を推奨する記事ではありません
ルールやマナーはしっかり守り、周囲への配慮を忘れず、愛と思い遣りを持って、皆が楽しめるライブ体験にしましょうね。

 

 

●何がそこまで楽しいものなのか

皆様が「特別」を感じる瞬間はどういう時でしょうか。

例えば長いテスト期間が終わり、夏休みに入った時。

例えば暑い日の仕事が終わった金曜日、明日から週末だという時。

そんな日に、「少し贅沢しよう」とか「景気づけに1杯飲もう」とか「豪華なディナーをしよう」とか考えることはありませんか?

 

はたまた、気合いを入れるために「特別」な行動で自分を奮い立たせることはありませんか?

例えば徹夜で何かをする時。

例えば少し嫌な取引相手と商談をしに行く時。

そんな時にエナジードリンク*2で強制的に身体を起こしたり、奮発したランチを食べて幸福度を高めておいたり。

実際はカフェイン等の効能よりも、「エナジードリンクを飲んだ」というプラシーボが仕事をしているのだという説もあるようですが、そういった「精神的なブースト」というのは大切な要素だと思います。

 

とにかく、「普段とは少し違う」瞬間に「特別な行動」をすることで人間の脳は満足したり、これから起こる出来事に対しての準備をしようとするのでしょう。

そして、そのどれもが大抵の場合「普段よりもコストがかかる」という部分にも注目して下さい。

 

●贅沢=気持ち良い?

前述した例で、大抵の場合「余分なコスト」がかかっていると説明しました。

贅沢をする時にどうやら人間の脳は何らかの幸福物質を出し、それによって楽しい出来事をさらに楽しんだり、逆に辛いことを軽減したり、そういう動きをしているのだと思うんですよね。

私はよく、ストレスを感じると「良いもの」を飲食します。

発泡酒じゃなくてビールにしたり、焼き鳥と牛丼とカツサンドの肉3種フルコースを用意したり、スープカレーの辛さをいつもの倍にしたり、ブランドモノのお高いアイスを用意したり……そういう程度のささやかな贅沢ですが、確実に幸せになれます。

 

ちょっと別の話で、「ソシャゲのガチャが楽しい」という経験はありませんか?

3000円の課金が数秒でデータに変わる。結果はどうあれ、その一瞬のドキドキに身を委ねるその感覚そのものが楽しい……といった危険な感情を持ってしまう人もたまにいますよね。

あれは究極の贅沢だと思いますし、だからこそなんらかの幸福をもたらす何かがドバっと脳内に出て、最高に気持ちよくなれるのかな、と考えています。

 

そう、贅沢=無駄遣いはキモチイイのです。

 

 

●時給1200円の輝き

なんかよくわからないエセ脳科学みたいな話になりましたが、話をUOに戻します。

1本100円、効果時間は5分間と雑に見積もり、あの輝きは時給1200円です。

それが高いと考えるか安いと考えるかは人それぞれですが、眩しく光る、それだけのためにかける金額としては贅沢な部類に入ると思います。

ましてや今日では1度購入すれば電池交換で何度も使えるペンライトが普及しており、それがスタンダードとなっていますので、そういう意味でも使い捨てのケミカルライトは贅沢品だと言えるでしょう。

つまり、UOを折るのは贅沢な行動であり、それをすると脳が「キモチイイ」と認識する(のかもしれない)のだと私は考えます。

 

 

 

●特別な時間を贅沢に

そして、「特別な時間」の話です。

前述した記念日だったり週末だったり、そういった特別な日の高揚感を、ライブ中に置き換えるとどうなるでしょうか。

「推し曲がきた」

「高まる落ちサビが来た」

「推しがソロを歌っている」

「なんか楽しい」

等々……こういった「特別な瞬間」に「贅沢な行動」を合わせることで脳内の幸福度はさらにブーストされるのではないか、と私は考えます。エナジードリンクを飲んでなんとなくハイになる感じです。

 

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2年前の東京ドーム、μ'sfinalの「Snow halation」。

落ちサビ穂乃果ソロの所謂「スノハレオレンジ」の瞬間には、あの場にいた約5万人が平均2本(=両手に1本ずつ)のUOを折っていたと仮定して、10万本が折られている計算になります。

めちゃくちゃ身も蓋もない言い方をすると、あれは1000万円の輝きなのです。究極の贅沢であり、それは究極にキモチイイ瞬間だったことでしょう……(ドーム不参加勢)

 

推し曲や落ちサビの気持ちが最高潮になる時、贅沢な輝きを燈し一心不乱に叫ぶ。

アニソンライブにおける「応援」の形として、一つの極致になっている行動であることは説明の余地はないかと思います。

 

 

●刹那性の価値・有限性の「輝き」

私が愛してやまないアニメである「ラブライブ!」シリーズでは、「スクールアイドルの有限性」がテーマとして大きく存在しています。

高校生活の限られた時間の中で精一杯のことをするからこそ、魅力的に輝くことができ、その瞬間を愛することができる。「Love Live!」なんですよね。

 

UOも同じだと思うんです。

一瞬の「特別」。

5分間という限られた時間の中で……

その曲が大好きで。

サビのフレーズが大好きで。

推しの歌声が大好きで。

歌詞の中身が大好きで。

(中略)*3

ライブが、大好きだったから。

 

自分の「好き」を最大限発散させるために、贅沢をぶつけて脳内物質をフルにブーストして感じる「楽しさ」の究極形。

それが「UOを折る」ということなのかなと思うのです。

 

 

最後にくどいようですが、ルールとマナーは守りましょうね。

使い終わったUOは、会場によって決められたゴミ箱か、もしくは自分のカバンへ。会場へ捨てていくなんて、あなたは最低です!

しっかりと握り、ぶっ飛ばすことの無いように。客同士で痛い思いをするのも勿論ダメですが、あろうことか演者に向かって投げられたために使用が禁止された例もあります。

眩しい光が視界を妨げることも、まああります。周囲の人に「使わないで」と声をかけられたら、素直に使わないのがお互いのためだと思います。

アニサマでは「ペンライト等は両手に1本ずつ、1人2本まで」と注意事項に明記されています。片手に複数持つバルログ等はスターダスト(=ぶっ飛ばし)のリスクも高まりますし、ダメと言われたことはしないようにしましょう。

 

けれど、それらを適切に守って使うUOは、忘れられないライブ体験を与えてくれることでしょう。

 

「特別な瞬間に、ちょっと特別な贅沢を」

 

そんなプレミアムな気持ちで折るUOを、この夏に挑戦してみる。

経験があるのであれば改めて「楽しい」と思って折ってみる。

それも一興かと、強く推させて頂きます。

 

それでは皆様、楽しい夏のイベントライフを。

 

 

 

 

以下茶番。

 

 

「オタクへ。まよです。

あのあとアニサマ運営とお財布と、3人だけで話し合いました。

キンブレが出たこと、UOが多くの人に嫌われて(?)いること

ラブライブのために自粛して欲しいと言われていること

少し寂しく思いました。

でも私の答えは変わりませんでした。

アニサマUOを折らないことはありません。

私はやっぱり、UOであることにこだわりたい。

私はUOが好き。

推し曲のために、高まる瞬間のために、同じオタクが、この数万人が集まり

光量を競い合って、そして手を取り合っていく

ウルトラオレンジの光が好き」

 

 

 

────彼女達は言いました。

「わたし達はUOが好き…落ちサビの為に光り、推しの為に光り

お互いが競い合いそして手を取り合っていく…

そんな限られた時間の中で精一杯輝こうとするウルトラオレンジが大好き!」

と。

 

今しかない、瞬間だから。

 

だから……

 

「輝きたい!!!」

*1:キンブレ等の電池式ペンライトの普及によって使い捨てのケミカルライト需要が一気に落ち込んだやつ

*2:魔剤!?

*3:9個思いつかなかった

熱い、熱いジャンプで!!!

皆様こんばんは。十六夜まよです。

 

いよいよ3日後に迫ったAqoursの3rdライブ埼玉公演。

その本番にかける意気込みがこれまで多くのブロガー達によって、大切な想いが紡がれてきました。

本日はわたくしから、いつもとは少し違った方向から「ライブ」についての提案をば。

 

※本記事は筆者の独自の考えを含み、またその内容について皆様に強要したり、統一して欲しいという意図は存在しません。

あくまでも私の考え方、取り組み方のご紹介であり、それを受けて皆様がどうするか、どう考えるかは全くの自由であることを保証致します。

……それでも、何かを感じ、少しでも面白い、と思ってくれたことがあるのならば、その時は是非一緒に。それしかないんだと決めて、熱い熱いジャンプを!

 

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WONDERFULなワードローブの中には

皆様お久しぶりです。十六夜まよです。

 

前回の記事投稿から随分と時間が空いてしまいましたが、気付けばAqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~まであと約2週間程となりました。

ファンミーティングツアーも終わり、HAKODATE UNIT CARNIVALも大盛り上がりの中で幕を閉じ、アニメ2期の集大成とも言えるライブが間近まで迫っています。

 

今回は、そんなライブツアーの表題曲にもなっている「WONDERFUL STORIES」について、ふと考えたことを簡単にまとめてライブ演出予想をしていこうと思います。

「ライブではこの曲はこのようになるのではないか?」という妄想100%な内容となりますので、例えば「本番前に余計な予想なんかは入れずに繰り出されたものを純粋に楽しみたい」等、事前にあーだこーだと予想を立てるのが苦手という人には向かない記事であると思います。ご了承ください!

 

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最高と言える今のために:私とμ'sの114ピース

皆様こんばんは。十六夜まよです。

 

今回はフォロワーである生春さん(@Time_mrsi)の企画である、μ's final2周年記念ブログ記事投稿に参加させて頂く形で、μ'sのことを語ろうと思います。

いつもとは少し違う主旨となり、恐らく少し読みづらく、長い文章になってしまうかと思われますが、お付き合い頂けたら幸いです。

 

 

●私とμ's

簡単にですが、私がμ'sと過ごしたこれまでを順に語っていこうと思います。

  • アニメ化前
    最初にμ'sを知った切掛は、フォロワーさんがUSTreamという映像配信サイト(今で言うツイキャス等ですね)でやっていた、アニソンカラオケ配信で歌われた「夏色えがおで1,2,Jump!」でした。
    PVも同時に流されるカラオケで、3D映像で踊る9人のキャラクター。最初はアイマスだと思っていたのですが、どうやらそういう雑誌企画で、今度アニメにもなるらしい。その程度の認識でした。
    最近の3D技術はすごいんだなー、と思った記憶があり、お金をかけた映像だと、当時は曲そのものやキャストの存在などを気にかけない、「聞いたことがある」くらいのものだったと思います。

  • アニメ1期
    「いつぞやのラブライブってやつがアニメをやるらしい」と、アニメ放送を観始めました。
    やはり転機となったのは3話「ファーストライブ」でしょうか。
    私が高校時代に所属していた合唱部も、それほど人気があるような部活ではなく、毎年の部員集めに苦労するような部でした。
    新歓のために行うミニコンサート、そこに来る客足はやはり多くなく、毎年その日が不安で仕方なかったのを覚えています。
    だからこそ、幕が上がった時に客がゼロ、という衝撃と悲しさはとても他人事とは思えなく、またそういった"現実を突きつけてくる"描写に、「一筋縄なアニメではないぞ」と度肝を抜かれた記憶があります。(正直、なんだかんだ客が入り、成功するものだと思ってました)
    13話にてもう一度9人で演奏された「START:DASH!!」は感動的で、当時配信が始まったスクフェスにおいても、「START:DASH!!をプレイするために音ゲー頑張る」と息巻いていたくらいでした。

  • 3rd LIVE
    「声優オタク」である私は、今でも堀江由衣さんを推しているのですが、当時は他の声優さんのことを考えてしまってはいけない、と思い、μ'sのキャストの活動に無頓着だったように思います。
    3rdに関しても行くつもりもなく、TL上で台風に打たれながら物販に並んでいたりする人たちをどこか冷ややかな目で見ていたかもしれません。
    「μ'sの物語は素敵だったけど、中の人はあくまでも声優でしょう?」
    ……なんて、当時の自分に会えるならぶん殴ってやりたいですね。

    ですが、そのライブ後の感想やレポをちらちらと目にするうちに、「この人達のやっていることは尋常なことではないのではないか」と、徐々にキャストの活動に関心を持っていくようになります。


  • 4th LIVE
    この頃にはニコ生でのキャストによる番組やラジオ等の活動も一通りチェックし、アニメ2期のスタートを待ち望むラブライバーへとすっかり変化していました。
    そんな時の4th。3rdの時とはうって変わって、なんとかチケットを手に入れようと初めて円盤の複数買いをしました。
    ですが、結果は残念ながらご用意されず。実はこれ以降、μ'sのライブに現地で参加する機会は1度もありませんでした。
    しかし、LVであっても伝わってくる彼女たちのエネルギーは変わりなく、映画館のスクリーン越しにラブライブ!というプロジェクトの底力のようなものを感じていました。

  • アニメ2期
    そしてやってきたアニメ2期。
    真姫推しである私は、当番回がないのでは…?というモヤモヤを抱えながらも、新たに追加された楽曲や目が離せないストーリーに毎週興奮し、たまに出てくる批判なんかに文句を言いながら(やってること今と変わらない)、少しずつ1度目の「終わり」へと向かっていました。
    もともと涙もろい人間でしたが、2期11話「私たちが決めたこと」では滝のような涙が溢れ出し、これ以降「アニメを観て泣く」という現象に対する抵抗力のようなものがガタッと落ちたように感じます。
    12話で披露された「KiRa-KiRa Sensation!」は特別に好きだった記憶があり、この曲と「僕らは今のなかで」が音楽的に近似していることについて、当時は情報収集して分析したりした記憶があります。

  • 5th LIVE
    先述の通りこの時もLVでの参加で、しかも天候に恵まれず、釧路から札幌までのJRが止まり、航空便を使って無理矢理移動したりしていました。
    キャストでは楠田亜衣奈さんが好きだったのですが、この5thでソロを歌う彼女の、緊張しながらも力強いステージに心を打たれ、「ライブの演奏を聴いて初めて泣く」という体験をしました。
    個人的に好きだった「Shangri-La Shower」の演奏が聴けたのも良かったなぁと思います。

    また、後述しますがこの時のDAY2の「Wonderful Rush」におけるPileさんの真姫ソロはμ's史上最高のソロパートです。喉からCD音源どころではない……凄まじいエネルギーが響きに調和し、聴くものの心を震えさせる、至上の名歌唱です。
    声の伸び、音程、リズム感、そして表情や表現、全てを取ってパーフェクトの500倍上を行く天上の歌声ですので、円盤をお持ちの方は是非そこを意識して再生してください。

  • 劇場版
    地元では観ることができなかったので、何かの機会で東京へ遠征した時に観に行ったのが最初でした。その後札幌でもう1回観る機会があり、劇場では2度観たかと思います。
    劇場版、どのシーンも思い出深いですが、私が一番好きなのは「Hello, 星を数えて」と、その直前の場面です。
    "あの"高坂穂乃果が、雨を前に表情を曇らせているその時に、次期リーダーの指名を受けている凛ちゃんが、ニッと笑って力強く1歩踏み出し、「大丈夫にゃ!」の一声。そこから始まる劇場版挿入歌1曲目……という流れは、挿入歌が持つ魅力全てを引き出す最高の演出となっていると思います。
    根拠が無いけれど、でも説得力のある言葉というのは、カリスマ性やリーダー性の発露。
    この1言で、星空凛という人間が次の年から相当にうまくやるであろうこと、同時に花陽・真姫2人が安心して素敵な部活動生活を送れるであろうこと。そんな勝手な安心と信頼を感じて、今でもこのシーンは観る度に涙ぐんでしまいます。
    そして忘れてはならない「SUNNY DAY SONG」。この曲は最強です。

  • ファンミーティングツアー
    ファンミでは、札幌のチケットを持っていました。持っていましたが、仕事の都合がどうしてもつかず、友人に譲って行ってもらいました。その友人は花陽推しになったようです。
    当時行けなかったニトリコトリ文化ホールへ、Aqoursのファンミで現地参加し、リベンジを果たせたこと。後述しますがこれは個人的に非常に大きなことでした。

  • final
    正直なところ、この頃の私の応援の仕方は、あまり熱心なものではなかったと思います。
    「finalから2周年」という節目で参加するこの企画の主旨に果たして私のこの言葉が相応しいかと思いつつも、正直に申し上げるのなら、私はfinalに向かっていく、その雰囲気がどうにも苦手でした。
    終わりだよ、最後だよという言葉や、そういった感傷を煽る数々の演出、「μ'sic forever」というキャッチフレーズ。
    そのどれもが重く心に響いて、確かに感動するしとっても感慨深くあったのですが、重たすぎて胃もたれを起こしたようになっていたように思えます。
    劇場版以降の楽曲についても正面から受け止められず、「MOMENT RING」のCDの購入は実はかなり後でした。

    そんな状態でのfinal、念願の現地チケットも入手し、どうにか無理矢理にでも東京ドームへ。そうすれば自分のモヤモヤもμ'sが晴らしてくれるはず。曲も好きになれるはず……そう思っていました。
    ですが、天候不順による職場システムの慢性的なトラブルが起こり、自分を含む社内の責任者クラスは現場を離れることができなくなりました。
    またしても、どころか永遠に「μ'sのライブに現地で参加する」という機会は奪われ、一度私のラブライバー人生は終わりとなります。

 

●皆とは違う「μ'sロス」

私は一度も、μ'sを失っていないのです。その機会は与えられませんでした。

finalを終えた皆がそれぞれの想いを抱えてμ'sやその楽曲と向き合う中、私はただ単純に「終わったはずなのに終わっていない」気持ちに閉ざされ、いつしかμ'sの曲を聴けなくなっていました。

あまり重たい話にするつもりはなく、これ以上何かあるわけではないのでこの先のことは簡単に説明しますが、そんな私を救ってくれたのはAqoursでした。

胃もたれを起こすくらいに重く、確実に心に刺さるμ'sの曲に対して、Aqoursのフレッシュで爽やかな楽曲は気持ちに涼風を運び、その苦しさを中和してくれました。

同時に、Aqoursが輝きを増す中で語られるμ'sのすごさ、先達としての尊さに改めて敬意を抱き、当時持っていなかったμ'sの残りのシングルを全て購入し、そこで私は初めて、μ'sと最後まで歩みきりました。

 

μ'sが終わったかどうかは個人の解釈になると思いますが、確実に2年前のあの日、そこに「別れ」は存在したはずです。

それを経験出来なかった自分にとって、ほんとうの意味でμ'sとの訣別をくれたのはAqoursでした。

MOMENT RING」や「僕たちはひとつの光」で臆面なく涙を流せるようになったのはそれからです。

そしていつか来るAqoursの「その日」に、きっと私は一緒にμ'sとの別れも体験するのだと思います。参加できなかったファンミ札幌に、Aqoursが連れて行ってくれたことは、それを確信させる出来事でした。

 

そういう経緯があったからこそ、私はAqoursに賭けているところがあります。

 

Aqoursが連れて行ってくれる最後の場所、そこで初めて私は「μ's final」も体験できるのでしょう。

もちろんfinalのBlue-rayは購入し、映像も観ています。
ですが、今でも私はそれで泣くことができません。何かを、ずっと2年前に置いてきたままなのです。

私にとってのμ's finalは、まだもう少し先の出来事なのだと思います。

 

 

●最高の「今」のために

とはいえ、μ'sに対してそんな態度のままではよろしくないとは常々思っており、今自分が自分なりにできること、ラブライブ!を通してブログでこのように文章を表現することで何ができるかを考えた結果、一つの形を思いつきました。

この企画を聞いた時に生春さんから「好きな曲って何ですか?」と問われることがあり、即答で「Wonderful Rush」と答えたのですが……。

考えてみたら自分は他にμ'sの曲は何が好きなのか、どういう風に気に入ってるのか。そんな疑問が出てきて、今ほど楽曲に真剣に向き合ってこなかったなぁということに気が付きました。

どういう経緯であれ、その瞬間、「今が最高」であるという精神は非常に素晴らしく共感できるもので、そうであれば私がμ'sに対して「今」できること、やっと全ての楽曲に対してフラットな気持ちが持てるようになった「今だから」できること……として、

 

全曲ランキング&簡易講評

 

を行おう、と思ったのです。
前置きが長くなりましたが、今回の記事の主旨はそっちです。

このブログらしく、楽曲について、思うところを語ります。

114曲。長いです。お付き合いくださいませ。

 

 

●ランキング方法と概略

まずは、今回使用したサイトを紹介します。有名なものなのでご存知のかたも多いと思いますが……。

ラブライブ!楽曲ソート

こちらです。ここではソロを除いたμ'sの楽曲、全114曲について「どっちが好きか」を連続で選択していくことで、順位付けを行うことができます。

ちなみに全ランキング出すまでに600回以上選択を行う必要があり、これだけで3時間ほどかかりました。尋常じゃない作業量です。

ですが、大変貴重な、自分でも明確には順位をつけられていなかった「どの曲が好きか」という情報が可視化できたのは大変興味深いことでした。

勿論、その時の気分や体調で左右されることは多いでしょうし、そもそも楽曲にランキングなんてつけても、どれも好きだったりするので差は些細なことかも知れません。

が、今回はこのランキングに従い、一言ずつではありますが曲についてを語って、それを2周年を迎えたμ's finalを祝う、自分なりの"ホンキ"とさせて頂こうと思います。

 

●もくじ

さすがに長いので、ある程度区切ります。

お時間の無い方は10位以上くらいだけでも読んで頂ければ、私の好みがよく解るのではないかなと思います。

 

 

 

●114~101位

114 なわとび
記念すべき1曲目は花陽ソロです。
残念ながらこの順位ですが、4thで久保ユリカさんが優しく歌い上げるステージは素敵なものでした。楽しい曲が基本的に好きである、私の好みの問題です。

113 baby maybe 恋のボタン
恐らくしばらく同じような"言い訳"が続くと思うのですが、おとなしい曲は基本的にあまり好まない傾向にあるようです。
技術的な面の話をすると、特に初期の曲はメンバー間のバランスも調整が甘く、荒削りな印象が多いです。

112 ありふれた悲しみの果て
佐伯高志さんの楽曲……なのですが、私の絵里のイメージとこの曲が離れすぎていました。

111 友情ノーチェンジ
前向きで素敵な歌詞ですし、ライブでのワイパー(手を左右にふるやつです)も楽しいので、自分でもこの位置にこの曲があるのは意外でした。
強いて言えば、ラストのLalala~の部分が蛇足のように感じているのかもしれません。

110 もぎゅっと "love" で接近中!
ナンバリングタイトルに対して大変申し訳無いと思いつつ、この曲にはあまり思い出がなく、特別好きとはなっていません。
間奏のポージングの部分や、マイクをぶん投げる穂乃果ソロ等見どころは多く、ライブ演出は派手なので実際にはめちゃくちゃ高まっています。

109 そして最後のページには
2期BD特典曲のラストですね。やはりおとなしい曲、落ち着いた曲、は琴線に触れないようでこの位置です。
この頃から漂い初めた「終わり」感が、前述した私の苦手意識と結びついている結果かとも思えます。

108 Silent tonight
めちゃくちゃ良い曲ですし、BiBiの歌唱スキルが存分に活かされていて楽曲としての完成度が非常に高いと思います。
これは上位にいけばわかりますが、それでもこの順位なのは私の好きなBiBi曲と方向性が違う、というそれだけの理由ではあります。

107 思い出以上になりたくて
リリホワに関してもではあるのですが、いや……この曲結構好きなんですよね。
つまり、この辺からはどれも本当に好きで、さほど差はない、ということだと思います。
ユニットテーマである「昭和歌謡」をド直球で行く曲調は清々しく、3人の声質とぴったり合った良い曲だと思います。

106 錯覚CROSSROADS
ユニット曲は平均してどれも非常に好きなんですよね……(困惑)
これも「Silent tonight」とほぼ同じ理由で、つまり、私はBiBiの曲の中ではわちゃわちゃして騒がしい曲の方が好き、ということですね!

105 これから
泣けます。いかにも「卒業」を想起させるピアノ伴奏。
だからこそ、ダメでした。好きだけど、好きになれない……その筆頭かなと思います。
2番からの合唱は完成度が高く、実際に卒業式の卒業合唱なんかで取り入れたいものですよね……。名曲だと思います。
落ちサビの無伴奏穂乃果ソロは鳥肌モノです。

104 にこぷり♡女子道
明るい曲で、「矢澤にこ」をしっかり表現している素敵な1曲。
ですが、キャラクターソングの域を出ていないように感じたのも事実でした。
ラブライブ!の楽曲は全体的に「キャラが現実の人間として歌うとしたら」という側面が趣深いものだと感じており、勿論にこのキャラクター的にリアルにこういう曲を歌うことは充分にあるのですが、少しキャラクター寄りになりすぎたかな?と。
ライブでのバックダンサーつきの演出は非常に楽しかったですね!

103 Wonder zone
アニメ1期の中で他の曲が強すぎたために埋もれてしまったような印象。
実際には明るくテンポの良いナンバーで、非常に元気の出る1曲です。
ことりの推し順がさほど上でないことも一因かと……?

102 WILD STARS
この曲がこんな順位なのか……と自分でも驚きの1曲。
男性パートと女性パートを交互に行き来する構成は非常に面白く、それぞれを演じるキャストの歌声も、技術力の高さを存分に味わえてめちゃくちゃ挑戦的な曲です。
特にソロライブでの聴き比べは驚きと感動の連続なので、是非9人分、いや18人分をじっくり味わいたいですね。本当に102位なのか……。

101 Daring!!
真姫推しなんです。なんですが、どうにもこの曲は私が求めていた西木野真姫のソロ曲ではなかった。
格好良いし、Pileさんの素敵な歌唱力も充分に押し出された楽曲なので普通に良いと思うのですが……でも色々悩んで、この位置です。

 

●100~81位

100 ENDLESS PARADE
ライブチケット付属の特典曲という、悪しき文化の1曲です……。
どうにもこの曲と、もう1曲は売り方に納得いかずにいるのですが。
曲そのものは「Music S.T.A.R.T!!」の裏テーマというか、真姫があの曲を作る過程で生まれたBプランのような、ありえたかもしれないもう一つの形、と考えるとなかなか面白いメロディとも言えます。是非「Music S.T.A.R.T!!」と一緒に流してみてください。
この曲はまあ、それでもライブで演奏しなかったので良いのです。

99 同じ星が見たい
リリホワ楽曲の昭和感は全体的に好きなのですが、この曲は2番以降も変化が少なく、少し単調だったと思います。派手さが無かったので、好みにはよると思うのですが。

98 CheerDay CheerGirl!
初のPrintemps曲ですね。
ユニット曲の中では安定して好きなものが多いのですが、全巻購入特典であることもあり、印象が薄めのイメージ。彼女たちらしくて可愛い曲調ですが、他の曲に比べてパンチが足りなかったような気がします。

97 恋のシグナルRin rin rin!
りんがべー。初期ソロ曲は全体的に歌声が未成熟で、特に飯田里穂さんのスキルはアニメ2期以降に急激に伸びた印象があるので、このときはまだ殻を破る前の歌声といった印象です。
ほのかな恋の歌は、彼女の素直な声質とマッチしていて爽やかであり、凛ちゃんを代表する1曲としては良い位置づけかと思います。

96 乙女式れんあい塾
のぞにこ曲。わがまま乙女の気ままな恋愛模様
曲調とかがかなり挑戦的で、割と好きな部類です。
当時まだ完成していない楠田亜衣奈さんの歌声を、上手にあわせて拾っている徳井青空さんのスキルが光ります。

95 もうひとりじゃないよ
初期穂乃果ソロ。
ソロライブ1の収録曲は名曲が多いのですが、この曲はカップリングのような位置づけだったこともあり、だいぶ印象が埋もれている気がします。
悲しい気持ちの時に、ただ励ますのではなく優しく寄り添ってくれる、慈愛の一曲。

94 孤独なHeaven
初期花陽ソロ曲。ソロ曲続きますね。
この段階で久保ユリカさんの花陽の歌声は完成しておらず、歌うとキリッとするかよちんも好きにゃー!という凛ちゃんの声が聴こえてくる感じ。

93 sweet & sweet holiday
所謂マカロンスクフェスを初期からやっている人はこの曲を飽きるほど聴いているのではないでしょうか。
私もその1人で、割とお腹いっぱいです。

92 純愛レンズ
「恋のシグナルRin rin rin!」と同じ理由でこちらも楠田亜衣奈さんの覚醒前、といった感じ。
曲のテーマとしては割と珍しい「恋する乙女を応援する乙女の曲」。三角関係とかのドロッとしたものではなく、純粋な友情からくる応援のようで、心が温まります。

91 ダイヤモンドプリンセスの憂鬱
BiBiの1st。「Darling!!」でも感じましたが、単純にこういうイメージの曲は肌に合わないのかなぁと思ってます。

90 まほうつかいはじめました!
前向きで「笑顔になれる」歌詞、アイドル矢澤にこの本領、といったところです。
実はこの頃から"にこラップ"の片鱗はあって、力強い単純音調をワードで押し出す歌い方は彼女に合っているのかなと思います。
ロードオブにこにー?知らない人ですね。

89 ぶる~べりぃ♡とれいん
色々な意味で本当にすごい曲。
南ことりワールド全開で、非常に、非常にこそばゆい歌詞です。
スローな歌い出しから突如飛び出すイントロのホイッスルによるテンションアップが心地よく、一気にその世界に引き込まれます。実は結構好き。

88 告白日和、です!
脳トロコンビことことぱなの1曲目。
大サビ前の2人の掛け合いが大好きで、そこばかりループしてしまう魔力があります。

87 愛は太陽じゃない?
初期穂乃果ソロその2。
穂乃果色全開!かと言われるとそういうわけではなく、まだ初期のキャラが定まらない雰囲気が漂う、そんな手探り感も趣深い曲。
イントロの畳み掛けるようなストリングスが良い感じのテンションをかけてくれていて好きです。

86 だってだって噫無情
園田流和ロック。
めちゃくちゃ格好良い1曲で、そしてμ'sのお家芸(?)でもある「間奏でのセリフ9連打」が存在します。(これ、実はAqoursには無いんですよね)
このセリフパートの真姫の「必ず、帰ってくるのよ」が迫真ですごく心にくるんですよね……。
そして三森すずこさんの歌声とマッチしすぎる落ちサビ。納得のセンターです。

85 シアワセ行きのSMILING!
ライブで車掌さんの格好をする新田恵海さんがひたすらに可愛かったですね。
掛け合いの部分が多く、ラジオで新田さんが「たくさん声出して欲しい」と言っていたのが印象的で、ライブのときには本当に楽しかったです。

84 冬がくれた予感
BiBiって冬の曲多いですよね……?
すっかりイメージが定着した感じのある表題曲。こういう……何ていうんでしょうね。オシャレな感じの女性シンガー的な、平成の歌姫感ある歌声。「流行の最先端」って感じで、背伸びする高校生の女の子の精一杯という感じが好きでした。
落ちサビからの、にこによるコーラスが割と斬新で、変化球好きな私としては非常にテンションの上がるところでもあります。

83 soldier game
俗に言う「ソルゲ組」というクール三人衆が生まれた名曲。
高校生としてはだいぶ挑戦的な歌詞ですが、このメンバーならまあ、という謎の説得力が心地よいクールな1曲ですね。
スクフェスでは最難関のひとつで、この曲に泣かされた人は今でも多いのではないでしょうか???

82 永遠フレンズ
Printempsの冬の表題曲。
Cメロからの絡み合うメロディフレーズがとても印象的で、ストレートな友情が素直に表現されている素敵な曲です。
ひたすらバックを走るピアノの軽快さが、ポップな曲に隠れる少しの淋しさのようなものを引き立て、曲全体を複雑な感情で覆っているような気がします。

81 もしもからきっと
満を持して繰り出された、2期特典の希ソロ。
前述しましたが、私が初めてライブステージを観て泣いたのはこの曲でした。
楠田亜衣奈さんの一生懸命さが伝わる歌唱、練習量を嫌でも感じさせる、以前からは考えられないほど正確な音程の取り方。そしてなにより、ステージのバックに咲き誇る大輪の花。
彼女の特技であるバレエダンスも組み合わせたそのステージは、成長を表現する最高のパフォーマンスでした。
物語の中での彼女の立ち位置と、そこにある感謝や祈りが表現された歌詞も雰囲気作りに一役買い、本当に素晴らしい1曲として仕上がっていたと思います。

 

●80~61位

80 Anemone Heart
めくるめくことうみの世界。
アネモネ花言葉には「儚い恋」などがあり、曲調も相まって色々と考えさせられるのですが、この対象が共通の幼馴染である穂乃果の場合、「オレンジのアネモネ」という可能性が出てきます。
オレンジのアネモネ花言葉は「無い」のですが、それはつまり、可能性が無限に広がるということ。
穂乃果とこの2人が組み合わさることで広がる可能性は、穂乃果本来の力か、ことほのうみ3人の化学反応なのか……?
ライブで魅せた、内田彩さんと三森すずこさんのコンビネーションも非常にアツく、格好良いパフォーマンスでしたね。

79 小夜啼鳥恋詩
Printempsのヤン……少し重めの愛の歌。
悲恋3人衆などと言われた彼女たちですが、自分の確固たる愛を手にしたとき、ある種の強さで世界を作り出せる、というのは儚さと強固さを持った危ない魅力として音楽に現れてきます。
このユニットのこういった曲調は結構好きで、おとなしめの曲を比較的好まない自分が例外的に好印象を持っている数少ない曲の一つかもしれません。

78 UNBALANCED LOVE
2曲連続Printempsですね。唇からあいらびゅー。
こちらは比較的悲恋寄りの、友情から抜け出せない愛情の切なさは、何故か彼女たちに非常に似合ってしまいます。
ことり、花陽、穂乃果それぞれの表現が、方向性は違いながらも自然とマッチする様子は奇跡的としか言いようがありません。

77 LONELIEST BABY
イントロが非常に格好良い1期BD特典曲のラスト。
サビの「ダイスキ」連打は曲調に反して非常にドキドキするもので、感傷的なナンバーが来るのかなあと想像していた「7曲目」のイメージをズバッと破ってきた衝撃は今でも忘れません。端的に好き。ライブで聴ける機会が少なかったのが悔やまれます。

76 Oh, Love & Peace!
ジャケットがめちゃくちゃ好きです。
歌詞も非常に勇気づけられる内容で、「自由と勇気のルール」は今でも私の活きる指標となっているかも知れません。
サビに向けて響くストリングスの上昇音階は一気に気持ちを高めてくれて、大空に羽ばたく鳥のような、外へ向かう力強さを与えてくれます。
Cメロからのコーラス含むソロのリレーは心に爽やかで優しい風を吹かせます。
ソロライブの音源、花陽ソロにだけ収録されているスペシャルな部分があるので、よく聴いたことがない人は是非、じっくり「最後まで」聴いてみてください。

75 知らないLove*教えてLove
俗に言う「しららら」。
この曲もマカロンと同じく、スクフェスを長くプレイしている人は飽きるほど聴いているのではないでしょうか。
月を感じるクールな1曲、実は結構テクニカルなリズム取りになっていて、ノリながら聴いていると不思議な酩酊感を得られます。

74 秋のあなたの空遠く
リリホワの「ザ・昭和歌謡」シリーズです。
三味線の音色でしょうか……和風とはまた違う、しかし確実にドメスティックな雰囲気を巻き起こす作曲の妙はこのユニットならではで、「秋」特有のアンニュイさが的確に表現されている名曲だと思います。

73 Happy maker!
2期ラストを飾った挿入歌……というよりはエンドロールのテーマですね。
ここから劇場版につながる「もっと」への第一歩となる、終わりと始まりの通過点の曲であり、後半シリアスに進行してきたアニメ2期を明るく締め括った奇跡の1曲でもあります。
そして衣装がかわいい。ちょっと色っぽい。それが良いんです。

72 キミのくせに!
いやこれめちゃくちゃかわいいんですよ。
全体的に「夏」を感じさせる曲は私は好きになる傾向が強いのですが、爽やかな熱さ、みたいな雰囲気は非常に和やかで、それがリリホワの歌声で表現されているのがとても良いです。
ライブでの雰囲気も素敵でしたね。かわいい振り付けと、楽しいクラップ。楽しかった……。

71 Love marginal
出ました、Printempsの悲恋の代名詞。
この歌詞の切なさにノックアウトされた人は数知れないと思いますが、それを支えるメロディも相当なものですよね。
イントロの段階で一筋縄ではいかない雰囲気。いきなりあの穂乃果が歌い出す、切なくも透き通る歌声。こんなのやばいに決まってます。
Printemps、ことりと花陽もそうなんですけど、穂乃果がマジモードに入ってしまうと本当にこういう系統の曲は手がつけられない感じになりますよね。

70 ラブノベルス
十六夜まよも、本編よりサイドストーリーを進めてしまってなかなか先に行けないタイプの人間です。
「がんばらねばねばねばぎぶあぷ」というコミカルな歌詞、ところどころに入るメンバーの合いの手、それをBiBiがやるというイメージのギャップ。
BiBiの打ち出した、この方向性は当時非常に驚き、そして私が惚れ込んでしまった部分でもあります。
大真面目に矢澤にこが、絢瀬絵里が、そして西木野真姫がこういう曲を歌うんです。面白くないわけがない。

69 これからのSomeday
レア中のレアである「7人のμ's」の曲。
アニメ本編でも過渡期にあった場面でのこの挿入歌は、μ'sの行く末全てを予言していて、なおかつ7人となった表現の幅広さをしっかりとアピールする、内容と文脈を兼ね備えた絶妙な曲だったと言えます。
穂乃果の言った「皆がセンター」という概念はしっかりと表現されており、ソロを繋ぐという典型的な演出が特別な意味を持っていたのはやられた、と当時感嘆しました。

68 SENTIMENTAL StepS
落ちサビをことほのうみに歌わせるのがズルいです。ズルい。
ライブで行われた、サイリウムの色を順番に消していく演出も非常に良かったですね。時計の音と一緒に徐々に静かになるアウトロに合わせ、メンバーカラーが一つずつ消えて、それに合わせて客席の色も徐々に失われていく空気感は、なんとも言えない感傷を与えてくれました。それが偶発的にできた、という特別感も良かったと思います。

67 きっと青春が聞こえる
1期EDテーマ。この順位なんですね。
ラブライブ!の魅力の一つはEDテーマに入るそのイントロのタイミングであると思っているのですが、毎話、この曲が流れてくるタイミングは本当に神がかっていたと思います。
ピアノの音色から徐々に音が増え、軽快に加速するイントロはそれだけでも充分にワクワクするのですが、それがアニメ映像と合わさって流れる演出は鳥肌モノでした。

66 ふたりハピネス
カップリングですが、これリリホワの名曲だと思うんですよね。
3拍子系の曲は全体で見ても多くないのですが、この曲はそのテンポ感で不思議な浮遊感を与えてくれて、夢の世界で光に包まれるような、優しく幻想的なイメージが頭をよぎります。
ライブでの演奏も気持ちが乗っていてとても良かったですね……。

65 るてしキスキしてる
非常に難解な歌詞と音使いのトリッキーな曲。
希のセンター曲ということで、非常に雰囲気がエキゾチックで、また間奏セリフもある飛び道具のオンパレード。でもこういうのが好きなんですよね……。
サブセンターがことりとにこという珍しい構成で、全体的に声が加工なしでふわふわしてるのもその印象を加速させます。
セリフパートの真姫の「必ず、努力は報われるわ」には何度も勇気づけられました。

64 好きですが好きですか?
脳トロコンビの2曲目。
こんなの脳がやられるに決まってるんですよね……。
ライブ衣装のエプロンには殺された人も多いのではないでしょうか。
曲調に反して、間奏からのトリッキーな強拍は流れを一新させて新鮮な響き方をするので、サウンド面での面白さもつよく、総合力が非常に高い1曲です。

63 さようならへさよなら!
もうイントロのギターからダメですよね。
爽やかな中に確実に存在する「エモ」、これこそがμ's最終盤での重たさの原因であり、私がなかなか触れられなかった想いなのかなと思います。
風が吹き抜ける青空と、少しのセピア色を想起させる曲調は、やはり特徴的なギター遣いから来るのかなと思います。ラスサビ転調も本当にズルい。
μ'sの持つ輝きの最終形態は、この「光と風」なのかなあ、と、今はそう思っています。

62 Listen to my heart!!
ラジオパーソナリティの曲がある、って良いですよね。
歌詞も非常に工夫が見られ、当時ラジオで募集したアイディアを取り入れつつ、キャラとキャスト両方を表現してくる歌詞の巧妙さがとても好きで、こういうことさらっとやってくる畑亜貴さんなー!と当時舌を巻いた記憶が。
楽しいラジオのOPテーマとして、毎回をしっかり彩ってくれたいぶし銀な活躍をした曲だと思います。

61 Pure girls project
ジャケットのイラストが蠱惑的すぎて全然ピュアじゃない?そうですね。
Printempsの元気方面のタイトルで、夏の表題曲です。
こういう素直に楽しい曲、やっぱりライブで映えるし好きなんですよね。
プリン体ズのアルコール!の替え歌もすきです。

 

 

●60~41位

半分まで来ました。ここからは曲ごとにコメントも多くなるのでさらに長いです!

60 愛してるばんざーい!
穂乃果と真姫の、始まりの曲。
この曲だけはμ'sに、ではなく真姫が自分で作ったものだったり、作詞も海未ではなかったりと、かなり特殊な動きをした曲ですが、1期1話でこの曲とともに登場した西木野真姫の、あの衝撃は忘れられないでしょう。
これをきっかけに私は真姫推しになり、そして最終回の演出でがっつりやられることになります。
2期13話、卒業式のシーンで阿吽の呼吸でイントロを始める、真姫と穂乃果の信頼関係は個人的に非常に推したいところであり、スペシャルほのまきポイントとして皆さんに再注目してもらいたいところでもあります。

59 あ・の・ね・が・ん・ば・れ!
テンション感がめちゃくちゃ好きな1曲。しゃばだどぅびどぅば。
テクニカルでダンサブルなメロディは裏拍のノリが心地よく、そこに乗るリリホワの硬めの歌声は曲に隠れるアツさを引き立てます。
初期の曲なので実は凛も希も歌声が定まっていないのですが、それを補って余りある曲のパワーみたいなもので、上位に食い込んできています。

58 Snow halation
みんな大好きスノハレ。ですが、私はこのくらいの位置なんです。
もちろん大サビ穂乃果ソロでのUO大点火や、アニメ2期での演出は鳥肌モノですし、μ'sの代名詞と言われる名曲なのもわかります。
ただ、個人的には曲として見た時にそこまで刺さらない、という印象で、初期の楽曲であるため歌声のバランスも完成しておらず、非常に荒削りだと思っています。
皆が好きなものを好きと言わない面倒な人でいたいわけではないのですが、この曲が曲としてそこまで刺さらなかった、というやつです……。
とはいえ、大サビでの新田恵海さんのソロ歌唱はやはり圧巻ですし、切ない中にも疾走感を表現するメロディラインは貫禄を感じさせます。
いや、もちろん好きなんですよ。普通に好き。

57 ぷわぷわーお!
わーい!たーのしー!
あたまをからっぽにしてたのしむことができる、すてきなおんがくです。
ぷわぷわ。
実は途中で長短が入れ替わったり、ラスト転調があったりとテクニカルな面も多い曲なんですが、余計なことを考えるのはナシです。
思考を放棄して、ただただそのぷわぷわに身を任せるのです……。

56 Paradise Live
楽しいメロディの中に潜む、静かな淋しさ。
これと同系統のアンニュイさは「Pops heartで踊るんだもん!」なんかも持っていると思うんですが、これがライブのEDになるような演出が無くて良かったと思っています。そんなことされたら涙が止まらなくなってしまう……。
演奏機会に恵まれなかった曲ではありますが、バランスが取れていて非常に楽しい、素敵な楽曲だと思っています。

55 どんなときもずっと
「きっと青春がきこえる」と同じく、2期EDテーマですね。
こちらもEDに入る演出が毎話本当に上手く、やはり11話での被せ方はより一層涙を誘う最高にズルいものだったと思います。
優しいメロディで進行するAメロBメロに対して、サビ前から一気に駆け上がるメロディでのサビは、今にして思い返せばμ'sの「光と風」の片鱗を発揮し始めていましたね。
歌詞のメッセージ性も高く、今改めて聴くと色々くるものがあります。

54 夏、終わらないで。
ストレートにこういう雰囲気、好きなんですよね。
このブログで何度か触れている、「夏」のセンチメンタルさに、BiBiらしくアプローチした切なくも明るい1曲。
寄せて返す波の音や、眩しくもどこか幻想的な陽射しのイメージは私の永遠の憧れでもあります。
アウトロの最後の音まで行き渡った、透き通るイメージのメロディは、混じり気のない純粋な水の青さを想起させます。

53 Cutie Panther
BiBiといったらこれ、みたいなところありません?
真面目なのにふざけてるようで、でも格好良くて可愛い。BiBiの持つギャップの魅力と、狡賢さが巧みに表現された名曲です。
ライブ演出の飛び出す登場や、しっぽを振り回しての振り付けなんかも非常にたかまるものでしたね。
サビの「変身!」みたいなフリが好きで、だいぶ振りコピの練習をした記憶があります笑

52 after school NAVIGATORS
ラジオ「にこりんぱな」のEDテーマ。作曲河田貴央
まさかのハードメタル。お遊び全開で清々しいです。
でもサビはしっかりメロディアスで、どこか淋しげな雰囲気も出してくるあたり、本当河田さんはズルいと思います。所謂「泣きサビ」というのがこういう曲でも出てくるのは……大変なことですよ!

51 僕らは今のなかで
ザ・ラブライブ!と言っても過言ではない、アニメ1期OPテーマ。
一人称が「僕」っていう表現、μ'sらしいというか、すごく爽やかで前向きな印象を受けますよね。
希望と未来への輝きに満ちた、真っ直ぐなメロディは、そこから伝説まで駆け上がる彼女たちの、夢への第一歩でした。
キラキラと降り注ぐような音色は、要所要所で光のメロディとして使われており、それはμ'sに留まらずAqoursにおいても表現される重要な表現となっていきます。

50 勇気のReason
海未ソロ。
非常に爽やかで、決意と確信に満ちた1曲。
太陽を反射してキラキラ光る水面と、どこまでも続く水平線を想起させる、光と海のメロディだと思います。
作品が違えば主人公のメインテーマになれたような、とにかく爽やかな曲ですよね。彼女の真っ直ぐな想い、真面目な人柄がよく現れた、良いソロだと思います。

49 COLORFUL VOICE
所謂「自己紹介曲」。メンバーのイメージカラーをソロで繋いでいく、現実とのリンクが強い2.5次元特有の曲といえます。
残念ながら私が参加したライブでは演奏されなかった(5thは初日のみだった)のですが、各ソロパートでの色変えが成功していたと聞いて非常に嬉しかった1曲です。
当時はこの曲の色変え対応のブレードを用意してライブに臨んでいました。
曲そのものもアップテンポで盛り上がるもので、賑やかな雰囲気が楽しい、ライブに映える1曲だったと思います。

48 Dancing stars on me!
ハロウィンの格好して踊るやつ。
2期6話、声優さんの底力が垣間見えるキャラチェンジが大好きで、そのすったもんだから導かれた、「結局個性的な私たちが良い」という結論がμ'sらしくて好きだな、という回なので、そこにハロウィンのイメージが合体するこの曲は、そんな「多様性」を是とする話の流れに非常にマッチした最良の挿入歌だと思います。
ライブでは楠田亜衣奈さんの誕生日を祝うバースデーケーキのようなフォーメーションもあり、衣装も可愛く、とても楽しいイメージの曲ですよね。
ラジオでキャストが語った、「ハロウィンの時期にこの曲を皆が思い出してくれると良いな」という願い、今でも大切にされているようで毎年とても嬉しかったりします。

47 タカラモノズ
スクフェスコラボシングルの記念すべき1曲目。
スクフェスのチア衣装、好きなんですよね……。
そしてストーリーで語られる、「スクールアイドルフェスティバル」に対するμ'sの想い。
特に真姫推しである私は、この曲に込められた彼女の気持ちを思うと非常にアツくなるものがあり、スクフェスを一段と好きになれる話でした。
この曲に限らずスクフェスのコラボシングル関連のエピソードはどれも出来が良いと思っているので、気になった方は読み返してもらえると嬉しいです。

46 MUSEUMでどうしたい?
曲全体の雰囲気というか、メロディの構成がすきです。この曲に関しては手に入れたタイミングが遅く、聞き込みの量が少ないのですが、それでもなおメロディが好き、というだけでこの順位にいるあたりだいぶ好きな曲のようです。
イントロや間奏で印象的な、ダメ押しのように押し寄せるフレーズが非常に心地よく、曲の終わり方も大好きなんですよね。

45 最低で最高のParadiso
上記「MUSEUMでどうしたい?」とほぼ同じ理由で、ほぼ同じ順位にいるのは、音源を手に入れたタイミングとも関係がある気がします。
2番からの変化が強い曲は全体的に好みなので、BiBiの声質ともマッチしたトリッキーな楽曲となっており、耳をくすぐる心地良いテンポ感とともに前売り券付属曲は全体的にすきですね。

44 Someday of my life
クッソ格好良い穂乃果ソロ。桜色の風が吹き抜ける、主人公力全開の無敵のソロ曲です。
イントロの徐々にエネルギーが高まるイメージが、コーラスでさらに加速されてAメロに繋がり、それを受けた新田さんが真っ直ぐで表現豊かな歌声で風を吹かせる……。
明るいながらもパリッとした緊張感を保つメロディラインは、アウトロの最後まで気を抜けず、穂乃果の持つ可能性やエネルギーといった不可視の魅力を存分に引き出す力を持っていると思います。

43 Angelic Angel
宣伝の段階での劇場版表題曲。その前評判に違わず、洗練されたここぞの1曲として劇場版のL.A.編を締め括りました。
この曲のサビ、「Ah!『もしも』は欲しくないのさ『もっと』が好きAngel」の部分が、劇場版でのμ'sの選択全てを表していて非常に尊いものであるなぁと感じます。
結局の所AngelicなAngelとはどういう意味だったのか、あるがまま、自分らしさや用意された現実に逆らわず、ありのままを愛して自分たちらしく前に進んでいけ、という、ある種μ'sに用意された運命を暗示している1曲だったのかもな、と今は思っています。

42 ミはμ'sicのミ
歌詞も含めて、読者応募で少しずつ完成した、ファンミーティングテーマソング。
「μ'sic forever」というフレーズはここで登場しましたね。
この曲が完成し発表されたとき、その終わりが近いことを感じ取った人も多かったと思います。
そんな中でも変な悲しさを生まない、明るくてポジティブなメロディは、ファンミーティングで共通の振り付けを会場全体で行うというイベントでさらに「一体感」を増して強化されていきました。
finalで説明無しで振り付けが揃っていたのは後にBDで観た時にも一目瞭然で、歌詞などがファンとの関わりの中で生まれた楽曲に相応しい、素敵なステージだったと思います。
この時期にあってμ's側から出てくる「キミはどうだい?」という問いかけ、本当に良いと思います。

41 乙姫心で恋宮殿
いや、これ好きです。イントロ聴いたその瞬間に好きです。
所謂海未ちゃんの作詞センスが炸裂してしまった系のビックリ曲なのですが、あまりにもメロディがガチです。こういうテクニカルなことを平気でやってくるリリホワ、本当に何者ですか……。
転調を繰り返す内容もさながら、テンポ感も非常に難しく、これはライブで聴きたかった……という、非常に位置づけが勿体無い曲だと思います。
2番Bメロ、あのメロディに乗せて「ラブです」ってもう何を考えて作ったのかわからない(褒め言葉)。
落ちサビの裏で小気味よくダンダンダンと叩く伴奏の使い方も本当に気持ち良く、何度も聴きたくなる魔力を持っています。
何度も言いますが、メインシングルで発表されていたら、ライブで演奏されていたら……と残念に思う気持ちの方が強い、名曲だと思います。

 

 

●おまけ

40位、の前に、少しオマケの曲を。
今回このランキングには入ってこなかった、特殊な4曲が存在するので、その曲たちの講評も置いておきます。

EX1 Private Wars
1期1話挿入歌なんですよねこれ。A-RISEの1曲目です。
μ'sに対して、クールで格好良いイメージで来ている彼女たちですが、3人のボーカルであることを活かして言葉をしっかりと立てた、キビキビとした1曲です。

EX2 これまでのラブライブ!~ミュージカルver.~
所謂「前回のラブライブ!」です。2期1話で物議を醸した「急に歌うよ~」ですが、OST収録のこの1曲、新田恵海さんの最強歌唱力が存分に発揮されている化物曲です。
ニコ生で度々歌っていたフレーズなので、印象に残っている方も多いと思いますが、ラストの伸びは本当に信じられないくらい上手いです。流石声楽科……というビブラートとダイナミクス。響きの膨らませ方が尋常じゃなく上手いです。

EX3 Shocking Party
ダンシンッダンシンッ
A-RISEの2曲目です。これ実はめちゃくちゃ好きなんですよね……。
1期でもあった、キリッとした言葉の格好良さを残したまま、よりメロディアスに格好良くブラッシュアップされたサウンドはまさに王者の風格。OST収録のフルバージョンでは、2番からの格好良さが際立ってくるのでファンは必聴だと思います。

EX4 As Time Goes By
劇場版で女性シンガーが唄うジャズナンバー。実はこの曲、ラブライブ!の楽曲ではなく、元々ブロードウェイのミュージカル用に制作されたものなんですよね。
歌詞の意訳は色々ありますが、「どんなに時が流れようとも、どんな未来が訪れようとも、大切なものを掴み取るために伸ばすその手を世界は歓迎している」という解釈が好きで、ラブライブ!の世界観とよくマッチしていると思います。
高山みなみさんのフレージング、ブレスの入れ方や発声も流石といった美しさで映画のあの一幕は、本当にブロードウェイにいるかのような、そんな幻想的な雰囲気を醸し出していたと思います。

 

●40~21位

いよいよ終盤戦です。ここまでずっと読んできてくれた方は、本当にありがとうございます。ここまでで約2万文字でございます。本当にお疲れさまです。

40 Dreamin' Go! Go!!
売り方が納得いかない曲その2。
こういうこと言ってる時点で曲に対してフェアじゃないですし、あまり言いたくないことではあるのですが、倍率の高いライブチケットについてくる特典曲というのはやはり悲しみしか生まないのでダメだったと思います。しかもそれをライブでやった、となると、やっとの思いでLVだけでも、と参加した客はポカーンとしてしまいます。まさかμ'sのライブで知らない曲を聴くことになるとは……と当時非常にショックでした。
せめて試聴があれば……。
と言いつつ、この上の順位に来ているのは本当に悔しいのですがめちゃくちゃ曲が良いからに他なりません。良い曲なんですよね……。

39 Future style
劇場版の2年生曲です。
可能性を見つけ、走り出した3人が制服で繰り出すこの曲は、自然と1期1話の「ススメ→トゥモロウ」との対比構造となります。(劇場で初見時は河田さんの曲だと思いました)
サビでの小気味良いドラムが織りなすリズム感は、キレのある3人のダンスで引き立ち、幼馴染のコンビネーションの良さを感じさせます。
イントロメロディがサビと同じなのもワクワク感を増長させて、劇場版シナリオの終盤へ差し掛かるあのタイミングの挿入歌として相応しい、貫禄ある1曲だったと思いました。

38 ?←HEARTBEAT
同じく劇場版から、3年生の曲。
コミカルなイントロとAメロからは想像できない、メロディアスにまとまったサビの情感豊かさといったら!
ネタにされがちな位置づけの曲ですが、3年生が持つ想いをしっかりと形にした、素敵な曲なんです。
個人的には2番からの歌詞が好きで、「♡←HEARTBEAT」を「ステキハートビート」と読ませるセンスは誰にも真似できないなと思います。
落ちサビでの跳びポイントも忘れてはいけませんね!

37 僕らのLIVE 君とのLIFE
すべての始まり。ここから伝説が始まりました。
時を経てなおその歌詞が持つ精神性は高まり続けており、ラブライブ!だけではなく、後続プロジェクトであるラブライブ!サンシャイン!!においてもこの曲に秘められている思想は脈々と受け継がれています。
シリーズが広がり、多くの文脈が広がって、なおその輝きを増していく曲の力は、原初の輝きと呼ぶに相応しい楽曲となっています。
ただ明るいだけじゃない、少しだけ切なさも秘めたサビのメロディは、現実のほろ苦さも容赦なく突きつけてくるこのプロジェクトによくマッチした、全体を表すメロディなのかなと思います。

36 輝夜の城で踊りたい
アニメが始まり、本格的にラブライブ!に興味を持った頃、OPシングルを買ってそのカップリングとして聴いた時に衝撃を受けた1曲。
和風とも何とも言えないそのメロディと、ふんだんに使用される印象的なセリフの数々。そして合いの手。ライブで絶対に楽しい曲だ……!と確信しました。
ソロライブでの冒頭の「フィーバー!」は全員分聴き比べると色々楽しくなれます。
あ、もしもし、コール警察ですか?今すぐ現場に来てください!

35 ススメ→トゥモロウ
可能性を感じた曲。
アニメ版で最初に耳にした音、声がこの曲の冒頭の穂乃果ソロです。
この1フレーズだけで、多くの人を惹き付けてきた新田さんの歌唱力、ホンモノなんですよね。
この曲からスタートして本編が終わり、1話の終わりで再び冒頭に戻っての、続きを演奏するスタイル。アニメ1期1話を見終わる頃には既にこの作品の術中にハマっていました。
作曲は私が敬愛する河田貴央さん。流石なんですね……。

34 Storm in Lover
夏曲。すきです。
この2人がこういう曲歌えばそりゃあこれだけ格好良くなりますよ、という、約束された勝利の1曲。μ'sの情熱枠ですよね。
巷では豆3とか4とか言われていますが、個人的にはそのあたりとは少し外れた系譜のものだと思っていて、「夏、終わらないで」と似た雰囲気の内容だと思っています。
向こうよりもだいぶ陽射しは強いと思いますが、ひと夏の情熱という意味では、2曲で1つの物語を歌っているのかも知れません。

33 ずるいよ Magnetic today
にこまき磁石。
内容やセリフはさておき、大正義にこまきの裏に隠れた超絶格好良いメロディがこの曲の真価です。
なんですかこれってくらいに掻き鳴らされるギターと、鳴り響くベースが織りなす伴奏はRPGのボス戦のようなアツさを持っています。
普段あまりオフボーカルは聴かない派なのですが、この曲だけはインスト版を聴いた回数のほうが多いかも知れないです……。
あまり聴かない、という人はお試しあれ。知らない世界が見えてきますよ。

32 Love wing bell
言わずと知れた名曲。2期5話のエピソード全体も好きですし、楽曲全体で見た時に2年生曲が多くなっていることに対してバランスを取る意味でも1,3年生の曲があるというのは良い事ですし、なによりやはり演出が非常に素晴らしいです。
ライブでは劇中再現でウェディングドレス風衣装とタキシード風衣装のメンバーがこの曲を演奏しましたが、特に1年生組の似合っている感じといったら……!
それぞれ凛を気遣うようにソロを盛り上げる、花陽と真姫のフレーズが、時を経て確実に育まれた友情を表現していて何度聴いても泣ける1曲となっていると思います。

31 ユメノトビラ
2期3話挿入歌。
私の持つ「挿入歌は物語のそこまでのまとめ」という持論を地で行く、挿入歌オブ挿入歌です。
合宿の成果で作られた曲と詩と衣装は、ユニットごとに分けられてパートを交代していきます。
新しいμ'sの第一歩として、確実にその力を知らしめるという役割も確実にこなし、優しい中にも力強さのある、信念を持ったメロディはメンバーの強い意志の篭った瞳に表現されています。
そして後に、そのメロディは桜内梨子へ。佐伯高志さんのメロディは、ここから時を経てAqoursへと引き継がれる……。そういった意味でも、大切な1曲と言えるでしょう。

30 くるりんMIRACLE
この曲好きなんです。
凛ちゃんが2期5話を経て「変わることができた」という喜びを、全身で表現してなお有り余るエネルギーでもって全力で伝えてくるこの曲は、その想いで溢れて止まらないんですよね。
飯田さんがライブで歌った時にも、彼女も慣れないソロ歌唱で不安だったはずなのに、そんなことを感じさせない天真爛漫なパフォーマンスで我々を魅了してくれました。
あの時に彼女の歌唱力も完全に完成されていましたし、何より本当に楽しそうだったんです。その姿をみて、「凛ちゃん、本当良かったね……」と何故か嬉しくなった記憶があります。
「女子力」という点で「女子ロード」という単語を使っている彼女ですが、さり気なく「女子道」という先輩のフレーズを引っ張ってくるあたりに、にこりんぱなの絆の強さを感じますね。

29 HEART to HEART!
スクフェスコラボ2弾。譜面ではEXPERT最難関と言われる例のアレです。
「穂乃果のラブソング」のサブタイトルに恥じない、ストレートな「スキ」が表現された楽しく明るい1曲。
2番以降はかなりテクニカルな場所も多く、聴き応えのある曲でもあります。
断続的に押し寄せるアップテンポなフレーズはバイタリティに溢れており、元気をくれる、本当に楽しい音楽に仕上がっていると思います。
裏拍でズダズダと叩く曲は基本的に好きなので、これがライブで演奏されなかった曲であるというのは非常に残念ですよね……。
落ちサビで無音の中堂々とソロを唄う穂乃果の歌声は、リーダーとして貫禄ある素晴らしいものに仕上がっています。

28 僕たちはひとつの光
「今が最高」というフレーズ、本当に尊く素晴らしいものだと思います。
過去にすがるのではなく、生きている「今」を全力で楽しむ、という精神性は、当時μ'sがどういう形であれいつまでも続くと思っていた自分を強力に牽制しました。
同時に、そういう形で常に最高の今を生きること。そんな刹那の輝きを灯して生きていくことは、人間の最も幸福な生き様なのかもしれないと、何か諭されたように当時思いました。
言わずと知れた劇場版ラストの挿入歌。設定上では、μ'sが最後に行ったライブの、最後1曲。
「光」という、μ'sの概念そのものについて、「ひとつ」だと歌い上げる歌詞は、やはりμ'sの考え方の中に「全てとの調和」があるのだと思います。
心を一つに、同じものを目指して、みんなで叶える物語。
本当に筋が通っていて、文句のつけようがないフレーズなんですよね。
曲の中にも、メンバーの名前がそれぞれ使用される特別感が用意されていたりと、本当に、誰にとっても「特別」な、大切な1曲だと思います。

27 No brand girls
河田神降臨です。ぶち上げMAX曲その1。
ライブでの定番かつ、コール&振りコピの代表曲ですが、実はこれ1期の挿入歌なんですよね。本来の立場から考えるとその後の定番になる、というのは大出世だったと思います。
ライブ版の、ドラム音がひたすら続くイントロメロディが否応にも気持ちを高めてくれる感覚、本当に好きなんですよね。いつ来るんだ……!というワクワク感と、μ'sがポジションについて、いよいよ来た!という時のギター音。カタルシスの開放です。私の音楽の楽しさは、やはりそういうところにあるのかなと思います。

26 夢なき夢は夢じゃない
穂乃果の「ファイトだよっ」という代名詞を生んだソロ曲。
まさに主人公曲……!といった圧倒的な展開力と爽やかさは他の追随を許しません。
サビのメロディが風に乗って高く舞い上がるイメージなんですけど、その時に見える青空と太陽はまさに高坂穂乃果!という感じで、ソロ曲らしいソロ曲に仕上がっていると思います。

25 Beat in Angel
まじえんじぇー。
テクノポップ曲として驚異のBPMを叩き出すこの曲は、スクフェスでもかなり何度の高い譜面となっていますね。
真姫の楽曲、基本的に誰かと組むと凶悪な速度になっていくあたり、彼女の容赦ない一面が現れているようで非常に楽しく感じます。
ライブ時につけていた羽根の衣装がとっても可愛く、曲のイメージとのギャップでもうイミワカンナイ状態になってた記憶が。

24 夏色えがおで1,2,Jump!
前述の通り、私がラブライブ!と出会った、ある意味運命の曲。
1番の明るいイメージよりも、PVの2番以降で表現される夜のイメージがつよくて、やはり夏の持つ「過ぎ去る刹那性」が表現される切なさが魅力として伝わってきますね。
サビ後半のコーラスの応酬は寄せては返す波で遊ぶような雰囲気で、視点がぐるぐると回るPVの演出がとても楽しげでテンションの上がるものになっています。
間奏からにこソロにかけてのギターソロ、格好良すぎるんですよね……。
そして真姫の「あーついかーらー!」のコーラスはガチです。

23 それは僕たちの奇跡
2期OPテーマ。
アニメ2期1話で、穂乃果が雨を止ませていよいよμ's再始動!となったあの演出からの、この曲に突入する空気が本当に好きでした。
冒頭穂乃果ソロから「あしーたーへ\デデデン/」で右腕を一斉に掲げるあの動き、あれが大好きです。
アニメ1期のBDジャケットを盛り込む演出もステキで、特にサビ前の真姫のシーン、楽譜が風になびく中で気持ちよさそうにピアノを弾く、あの場面はそれだけで泣けてくる素晴らしいカットです。芸術。
OPに相応しいながらも、ところどころで「別れ」を感じさせる歌詞は、当時2期の行く末を考えた時に楽しみであると同時に淋しさも感じるものでした。
衣装もパリッとしていて格好良い、素敵なデザインだったと思います。

22 KiRa-KiRa Sensation!
2期ラブライブ決勝曲、挿入歌。
振り付けがこれまでの曲から拾い集めたものであるという、ある意味μ'sの集大成。しかも、メロディラインは「僕らは今のなかで」とシンクロするもので、先述しましたがこの2曲は同時に流すことで良い感じにシンクロしたりします。マッシュアップした音源やアレンジミュージックも探すと出てくる気がするので、気になる方は是非。
曲中で歌われる、「奇跡それは今さここなんだ」という歌詞が、「今」を生きるμ'sらしくて、そして少しだけ淋しくて、当時だいぶ泣かされました。「みんなで叶える物語」という、μ'sのキャッチコピーが含まれているのも強いですよね。

21 Mermaid festa vol.1
夏曲再び。
やはり、夕暮れの浜辺というものに私は弱いようです。
μ'sの曲の中では初めて「間奏でのセリフラッシュ」が採用された曲でしょうか。何度か触れていますが、この演出好きなんですよね。
スクフェスでは当時まだEXPERTも存在せず、HARDが難しい譜面だった頃に苦しめられました。サビ前が難しいんですよね……。

 

●20~11位

いよいよラストスパート。11位まで一気に行きます。

20 スピカテリブル
最強ことりソロ曲。
ことりのふわふわした声質と、それに似合わない格好良い曲調が何故かがっちりとマッチし、無限に引き込まれる魅力が生まれている1曲。
セリフ朗読も強いし、それを抜きにしてもメロディラインがとにかく格好良い。
イントロの段階で「!?」ってなる上に、それを唄うのがことりというギャップが本当に耳にくる。内田彩さんの、ことりっぽさをキープしながら最大限格好良く発声できるその限界ラインを見極めるセンスが光っていて、こういう技は声優ならではの妙技であるなあと感心しまくることしかできないです。
サビのコーラスに入ってくる高音が、悲痛な心の叫びのようにも聴こえる調整が本当に巧く、全てが混ざり合って唯一無二の世界観を作り出している名曲です。

19 MOMENT RING
μ'sのファイナルシングル表題曲。
その肩書きに相応しく、本当に全ての魅力を詰め込んだ、集大成の1曲ですよね。
イントロで基本的にはもうダメなんですけど、やはりこのギターの爽やかに駆け抜けるメロディはμ'sが辿り着いた「光と風」のメロディなのだと思います。
そしてこの局面でラップを持ってくる演出もとんでもないですよね……。
サビの歌詞、「無謀な夢から始まって奇跡のように全てが繋がって」、これにμ'sの軌跡の全てが詰まっていて、このワンフレーズだけで何回泣けるか、というくらいです。
2番サビ前の無限に伸びる穂乃果ソロ、これまたずるいですね……。いや、この曲本当にヤバいポイントが多すぎて、この中で語るにはやっぱりスペースが足りないんですよね。
でも、それくらいが良いんだと思います。だって、僕はまだ「終わらない青春」の中にいるのだし。
「何度だって青春」というフレーズ、とても好きなんですよね。
キャストだって、我々ファンだって、大半は青春時代を終えた大人たちなんです。
そんな人達がスクールアイドルという刹那の輝きを追う時に、再び「青春」を体験することができる。これこそプロジェクトラブライブ!の真髄なのかなって思ったりもします。

18 硝子の花園
この曲あたまおかしいです(褒め言葉)
そもそも女子高生2人の作り出す世界観ではないのに、絵里と希なら許される気がするのがおかしいし、南條さんと楠田さんの作り出す雰囲気がそもそも尋常ではない。
曲を観ると、サビまえのピアノのグリッサンドで一気に世界観に突き落とされる感覚が心地良く、各フレーズでの息遣いまで聴こえる表現力は流石としか言いようがありません。いや、ほんと何だこの曲……。
雰囲気が18禁(褒め言葉)
ライブで披露された時の、周りの観客全員が「メスになる」あの感覚、ヤバかったですよね……。男性がほとんどのはずのラブライブ現場で、あそこまで黄色い歓声が飛び交うというのも半端なものではなかったなぁ……と。

17 微熱からMystery
リリホワの超楽しい夏のパワーソング
ライブ映えするし、音源聴いても楽しいし、スクフェス譜面も楽しい、とにかく楽しい1曲。
サビの勢いがとにかく心地よくて、駆け抜ける熱気と情熱の雰囲気がまさに「微熱」。浮かされながらもどこか気持ち良い、そんな感覚は初めて聴いた時に鳥肌がすごかったです。

16 WAO-WAO Powerful day!
続いてPrintempsの超楽しい朝のパワーソング
可愛いのに格好良くて、何より楽しい!そんな「音楽」の良さが詰め込まれたぶち上げナンバーです。曲聞いた段階でだいぶ好きなんですけど、ライブ映像見て度肝抜かれましたよね。
もう本当に楽しそうじゃないですか。現地でこの曲を聴けなかったのは後悔だな、という曲はいくつかありますが、この曲はその筆頭の1曲だと思います。

15 Trouble Busters
そしてこの流れでBiBiの超楽しい(ry
この曲、コールがとにかく楽しくて、これを完璧にできるようになりたい!って当時たくさん聴き込んでLVに臨んだのですが、5thではDAY1に演奏されたきり、DAY2では演奏されなかったんですよね。
そのフラストレーションは、未だに抱え続けています。いつかどこかで、この曲のコールへの想いをぶつける場面が来たら、私の理性はどこかに吹き飛ぶかもしれません。

14 START:DASH!!
アニメ1期で、μ'sの始まりとなり、締め括りともなった1曲。
前述の通り、この曲に受けた衝撃は凄まじく、当時1番好きな曲はこの曲でした。
「悲しみに閉ざされて 泣くだけのキミじゃない 熱い胸きっと未来を 切り開くハズさ」
この歌詞に込められた願いと思いと、全てを賭ける情熱のようなものに、私の心が揺り動かされ、"もう一度"青春へと足を踏み入れることになったんだと思います。
曲の最終局面、落ちサビからの大サビへ入る「切り開くは!ず!さ!」で3人ずつが腕を振り上げて振り返る動きが狂おしいほど好きで、その背中が物語る決意のようなものに、本当に魅了されたと思います。

13 私たちは未来の花
園田流最強和ロック。
単純に曲がすきです。もう格好良いの他に言いようがないですね……。
三森すずこさんの歌唱力は当然ながら、海未のキャラクターとリンクした、鮮烈で、しかしどこか奥ゆかしいメロディラインが見事に決まっており、サビが2段構えになる構造も、おさまらない興奮を呼びます。
サビ後半、「そして私たちは巡り逢う」の部分でバックに流れる琴の淀みないメロディが強調する「和」が、彼女の凛とした格好良さとマッチしてどこまでも気持ちを高めていきます。
この曲、札幌のファンミで演奏されたんですよね……。現地に参加できていれば、と後悔が止まらない曲のひとつです。
ソロ曲部門、第1位となりました。

12 PSYCHIC FIRE
説明するまでもない、BiBiのリーサル・ウェポン。最強無敵のコール曲です。
当然ながらこの曲も、現地で味わえなかった後悔シリーズです。(多分この先の曲全部そうですね……)
こういう曲、こういうのが好きなんです……という性癖がすべて詰め込まれた公式コール入りぶち上げナンバーですね。
もうユニット名どころかキャラ名まで叫ばせてくれるその構造は、曲のとおりに一緒に唄えば観客を舞台装置として音響が完成するという合理的かつ効率的な名曲であり、これが完成したfinal現地の熱気は、BDの映像越しにも伝わってきます。
BiBiコール、私もやりたかった……。

11 春情ロマンティック
はじまりですか?
ここまで最強コールだのぶち上げだの、激しい曲ばかりが並んでいましたが、この曲は芸術点100万点っていう感じの評価でこの順位というのも納得の1曲です。
正直シングルで聴いた時には普通に良い曲だなーくらいの印象だったのですが、finalの映像見た瞬間に評価が一変しましたよね。
Lilly White、なんだこの人達は……!?
ダンスのキレと歌詞に合わせた表情作り、会場を呑む迫真の表現力。このユニットの真髄がこの曲で大開花した、という印象でした。
これももちろん、現地で観たかった後悔だらけの曲です。
リリホワの総合力がとにかく光る、圧巻のステージでしたね。特に3人が順にふわっと花開くような動きをするフリがあるのですが、そのタイミングの合わせ方が完璧すぎて鳥肌が止まらない状態です。アウトロのダンスも素敵だったなあ……。

 

●10~1位

いよいよ最後の上位10曲です。完走は近いですよ……!

10 嵐のなかの恋だから

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この曲、めちゃくちゃ面白いですよね。
とにかく短調長調が入れ替わりまくって、世界観が目まぐるしく2転3転します。
最初は「るてしキスキしてる」みたいなエキゾチックなものかな?と感じますが、アラビアンナイト風の世界観は途中から切り替わり、様々な童話の世界を冒険しているような、不思議な感覚の中で曲は進行していきます。
Bメロのコーラスではついに2種類の歌詞をメンバーが歌い分けるというテクニカルさも極限に達しており、最終的にはセリフラッシュも打ち込んでくるという、μ'sの「ヘンな曲」全部乗せを実現したかのような超絶技巧曲です。
そして私、こういう飛び道具大好きなんですよね。
しかも今回のセリフラッシュ、単発のセリフが9人分ではなくて、1つのセリフを全員で繋ぐっていうこれまた声優的超絶技巧を取り入れていて、本当に「ヘンな曲のヘンなところ欲張りセット」と呼ぶに相応しいものになっています。大好き。
ライブで演奏される機会が無かったのがこれまた非常に残念です。が、「現地で聴けなかった」後悔を抱えることにならずに済んでいるのは救いかもしれません笑

 

9 Music S.T.A.R.T!!

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我らが西木野真姫ちゃんのセンター曲です!
私がラブライブ!に惹かれて、初めて行われた、そしてμ'sでは最後となったセンター総選挙の結果が反映された1曲。
歌詞の中に「Love Live!」が含まれる特別感は、キラキラしていてまさに「お姫様」というような衣装に現れています。
この時の総選挙、上から真姫、絵里、穂乃果……と、偶然にもμ'sの誇る歌唱力オバケが3人上位に名を連ねており、2番からのその3人の掛け合いはとてつもないクオリティになっております。
そしてCメロの真姫ソロから連なる「消えない ずっとね 消えない」のコーラスは、非常にバランスが取れている極上のハモりを生んでいます。
からの大サビは転調しての突入と、もう文句なしの編成。
パーティのようなきらびやかなPVも、パジャマパーティーの楽しげな様子も、非常にクオリティの高い完成度となっていると思います。
ライブではサビの振りコピが本当楽しくて……。パンフにも「みんなで一緒に踊りたい」とPileさんのコメントがあったのですが、その浸透率があまり高くなかったのは少しだけ残念なところでした。

 

8 LOVELESS WORLD
からの、ラブレスワー!(同じジャケ絵になるため画像は省略します)
焼き肉が食べたいですね。
嵐の中開き、閉まるドア……という若干ホラーテイストな特殊イントロから始まるこの曲は、表題曲とは一転、バリバリのロックナンバーとなり、格好良さを前面に押し出した構成となっております。
どの部分を取っても非常に格好良い1曲でありますが、何と言っても特筆すべきはラスサビからのコーラス、でしょうか。
この曲のラストはサビメロディとコーラスにパートが分岐するのですが、驚くべきことにコーラス側に上記「Music S.T.A.R.T!!」での上位3人、真姫・絵里・穂乃果を配置するという大胆な構成が炸裂します。
ぶっちゃけ、カラオケにいったらそっちが歌いたいですし、実際歌います。落ちサビから絵里→穂乃果→真姫と繋げ、最後に叫ぶ「LOVELESS WORLD!」から3人はコーラス担当となりますが……そっちばかり聴いてしまう存在感といったら!
4thの本番ではそのテンションの高まりのあまり、少し走ってしまい空中分解の危機もありましたが、気合いでテンポを戻し事なきを得るというひやひやする一幕もありましたが、そもそも曲のエネルギーがとてつもないのでその当たりは全く気になりません。
表題曲とカップリング、2曲揃っての演出は非常に完成度が高く、このシングルは総合力が凄まじいものとなりました。完敗です。

 

7 Shangri-La Shower

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PSvitaで発売された、「ラブライブ!スクールアイドルパラダイス」のテーマソング。
結構バカにされてますけど、私このゲーム大好きなんですよ。
ユニットごとのストーリーをテーマに扱った3バージョンが存在したため、この曲のパート分け構成もユニットごとの3人組となっております。
「パラダイス」の名の通り、リゾートでのライブをテーマに作成された新曲だったので「夏」全開のナンバーになっており、まあ要するに、すきです。
特に2番サビ前の「ストーーーーリーーーー」が長いところ、そのバックでダンダンと叩き込んでくるドラムのメロディが非常に心地よく、サビメロディの活発な中に潜むアンニュイさは、夏の楽しさと切なさを絶妙に表現しています。
そもそも「シャングリラ」って響きがすごく煌めいていて、ステキなワードだと思いません?とってもロマンティックな1曲。ワクワクが止まらないですね。

 

6 NO EXIT ORION

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超好きです。このくらいの順位に来ると語彙が失われていきますね。
Printempsの格好良い部分が全力で表現された、最高に高まるロックナンバー。
特にfinalでのライブパフォーマンスといったら……新田恵海さんの超格好良いマイク回しは必見です。
サビの中盤、「ふたりきりの夜空で」あたりで突如やってくる「タメ」と「開放」がリズム、メロディともに抜群に気持ち良く、直前のピアノ伴奏のグリッサンドもその助走に一役買っています。もうこんなの全力で跳ぶしかないんですよね……。
全体的にストリングスが強めのアレンジメントは非常にPrintempsにマッチしており、少しヤンデ……重たい恋の歌詞も、切ない歌いまわしで雰囲気作りを手伝っています。
当然ながら、「現地で聴きたかった」と後悔が尽きない1曲でございます。
スクフェス譜面も叩いていて楽しいので総合力本当に高いですね。
堂々の「ユニット曲1位」でございます。

 

5 Hello, 星を数えて

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いよいよここからベスト5。
劇場版1年生曲。
この曲が好きな理由は冒頭の「劇場版」の部分でも語ったのですが、とにかく音使いがオシャレで、踊るようなピアノ伴奏は真姫の「楽しさ」が全開で表現されているようで聴いていて嬉しくなります。
サビ直前のグリッサンドはお互いに勇気づけあった、凛と花陽を優しく支えた真姫の「背中を押す手」そのものであり、2人を見守る優しい気持ちの現れなのかなと思います。
Cメロからの変奏部分は非常にポリフォニックに展開され、ドラムロールがそこから始まる「新しい世界」への入り口を盛り上げます。
そこからの大サビ、「Hello, 星から メッセージ」の部分で少し発生するタメが大好きな部分です。ここで力の限りペンライトを……振りたかった……。
凛が、花陽が、そして真姫が、μ's無き次の年へ向けて、それでも力強く進んでいく成長を垣間見ることができる1曲として、本当に素晴らしく素敵な曲だと思います。

 

4 Mermaid festa vol.2 ~Passionate~

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ここでデュオトリオなんですよね……!
所謂「豆2」ですが、この曲の素晴らしさは本当に奥深く、ただテンションの上がる楽しい曲、で終わらせるのは非常に勿体無いです。
まずそもそも、歌詞が非常にえっちいです。18禁と評した「硝子の花園」を軽く越えてくるエロさです。それを、この2人が唄うというのもこれまたダメさを強調しています。
まあそのあたりはさておき。
スローテンポでスタートするイントロメロディから、突如として加速する「くるっとくるっとくるっと回ろう!」はその瞬間にテンションがぶち上がるトリガーであり、一瞬アンニュイな表情を見せた元気な少女2人の、本領発揮といった元気が爆発するエネルギーは歌詞の微妙に性的な雰囲気など吹き飛ばして炸裂します。
全編に渡ってサンバリズムが伴奏を叩き、自然と身体が動くビートは曲の雰囲気とも合わさって無限に楽しさを高めていきます。
セリフを挟んでからのCメロは一旦落ち着きますが、伴奏はその逸る気持ちを抑えられず、ひたすらにメロディをかき鳴らしていきます。
落ちサビでもその勢いは収まらず、一気にクライマックスに突入するテンション感は、他のどの曲よりもアツく、元気で、エネルギーに満ちていると言えるでしょう。
音楽の持つ根源の力、魂を揺さぶり、身体を動かす原始のエネルギー。そういったものが全力で表現されているこの曲は、μ'sの曲の中で私が最も好きな部類の音楽です。

 

3 SUNNY DAY SONG

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いよいよベスト3へ突入します……!
もう説明の余地がないくらい誰もが大好きな、μ'sをμ'sとして構成に伝わる"伝説"たらしめた、まさに神話の1曲です。
劇場版タイトルが「The school idol movie」だった理由が、今後生まれる全てのスクールアイドルに祝福の光を、という内容だったから、と解釈しているのですが、だからこそ後発のプロジェクトである「サンシャイン!!」にも関わる「SUNNY」という単語が含まれているのだと、私は信じています。
さて、曲はというと、振りコピ&転調&跳び曲であり、要するに私の好きな要素が全て詰まった最強の曲、ということになります。
サビの、指を天へ向かって突き出す振り付けも、9人だけではなく、参加した全てのスクールアイドルが行っていたもので、つまりそれは「10人目」である我々もまた真似て良いモノだったはずです。
そんな楽しい振りを繰り返していった2番の後、劇場版ver.に収録される間奏の超格好良いフットスタンプ9連打を経て、落ちサビ穂乃果ソロです。
ここの声の伸びがたまらない。ありがとうえみつん。あなたがμ'sのリーダーで良かった。
そしてそのロングトーンを尻目に、曲は転調をし、エネルギーを最大限タメての、大ジャンプ!です。ここで跳ばなきゃいつ跳ぶんだ!という誘導は、東京ドームでは最高の形で表現されたようで私はもう思い残すことはありません……。
わがままを言うのであれば、現地で私もやりたかった。これに尽きます。
この後の全てのスクールアイドルの福音となる、この曲。もしも今後、何かのプロジェクトや企画にて、どういった形であれ演奏されるのであれば私は全面的に支持し、何があってもその場に居合わせ、全力で跳びたいと、そう思います。

 

2 Super LOVE=Super Live!

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河田神降臨です。これぞ……なんすよね。
もうここまで来ると何の説明もいらない(このフレーズ何回使った?)、最強無敵ぶち上げMAX全開ハラショーソングです。
こんなの演奏されたら、ただ喉を枯らして叫びまくるしかないんですよね。
「Come on!」と「Go!」と「OK!」これが言えれば他は要らない。ただただ、μ'sと一緒に「声を合わせて」唄えば、成立するのは「We are the ONE!!」のフレーズ。
そして間奏を挟んで迫る、「Super LOVE=Super Live!」の9連ソロ。
もうなにこれ。とにかくライブで楽しくなるためだけに作られた、そんな曲なんですよね。それもそのはず、タイトルに「Super Live」って入ってるんですもん。
サビメロディはそんなぶち上げ曲に対して、例のごとく入り込んでくる「泣きサビ」という徹底っぷり。大サビではコーラスまでついてくる、こちらもぶち上がりフルコースです。
河田貴央さんは、とんでもない曲をこの世に生み出してしまった……。
もう残り1曲なんでこれを言うのも最後ですが、この曲を現地で死ぬほど叫びたかった。好きだけど、やっぱりその後悔を思うと苦しくもなる1曲ですね。
そしていよいよ、1位。

 

1 Wonderful Rush

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この曲のPVを初めて観たのは、アニメが始まって少し経った頃、徐々にμ'sに興味を持ち、シングルを買い始めたときでした。
飛行場という特殊な場で展開される風と光と、青空のダンス。バックに流れるのは希望に満ちた、ひたすらに前向きなメロディ。良い曲で可愛くて格好良くて、とにかく楽しい!ラブライブ!ってすごい!
そんな想いを、PVから喰らいました。

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とりあえず冒頭から好きです。イントロ前の飛行機が通過した後、シルエットで映し出される9人。ここが既に格好いい。
そしてセンターであることりが覚醒し、「未来をしっかりみて!」の歌い出し。

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ここの「ハイ!ハイ!すすめ!」の部分、このポーズのままぴょんぴょんするメンバーが全員かわいくて好きです。真姫推しの私はヽ(・∀・)ゞこのポーズで一緒にぴょんぴょんします。楽しい!

何度か記事で触れていると思いますが、私は2番から曲がガラッと変わる曲、というのが大好きです。単純に変化があれば飽きが来ないですし、ただ繰り返すだけではない特別な次のフレーズが飛び出してくるのは、作り手の拘りが感じられるからですね。
この曲はその点、大満足です。2番から一気に変化が来ますからね……!

そしてそんな2番のサビを終えると、曲最大の盛り上がりポイントがやってきます。

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えぇ……

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何この子……

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美しい……。
真姫による「Wonderful……」のソロ。歌姫かよ……。
しかし、見どころはこれでは終わりません。ここからこの雰囲気を文字通り「切り裂いて」、にこラップが炸裂します!

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そこからさらに3,2,1,0!のカウントダウンが始まり、腕をぶんぶん振り回す最強の高まりポイント、「Hi!Hi!Super Jump!」のラッシュが。

そこからことりソロに繋がると、彼女が一番格好良い「天を指す」ポーズからの引きカメラです。もう最強。最高に格好良い。

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そしてドパーン。

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この水柱が、この後の大サビでの清涼感、疾走感を強調するんですよね。
サビに伴って舞う水しぶきはキラキラと輝き、流れる風を表現し、爽やかでひたすらに気持ちの良い空気をリアルに感じさせてくれます。

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掌を胸の前で上向きに揃え、くるっと回す振り、何度も振りコピしてきました。でも、何度やってもやっぱり楽しいんです。
この曲は、そんな"楽しい"がそこかしこに散りばめられていて、シングルで音源を聴いて、PVを観て、ライブ映像を見て、その度に新しい発見と感動で心を満たしてくれます。
言い忘れていました。河田神、降臨ですね。
この人の書く曲はどこまでも私の心にぶっ刺さるようです。何なんでしょう、本当。
この曲のとにかく前向きで、希望に満ちた歌詞も、清涼感溢れる衣装や振り付けも、そして勇気と元気をもたらす最高のメロディも、全てが大好きで、文句なしの1位である、そう言えます。
冒頭で5th LIVEのことを語った時に少し触れましたが、この曲、個人的に最強の演奏音源は5thのDAY2、これです。しつこいようですが、この日の真姫ソロ、Pileさんは絶好調オブ絶好調です。驚天動地の上手さです。絶対に損はさせません。finalも良いですが、5thのBDを1曲だけ観てもだれも怒りません。さあ!

 

●あとがき


と、いうわけで、私のμ's114+4曲講評、如何だったでしょうか。後半、ランキングの高い曲になるにつれ、やはりテンションが抑えられずに文章量が多くなっていきましたね。
ここまで全て読んだあなた、現在33500文字です。ごくろうさまです。マジでありがとうございます。

そして、現在4月2日の午前6時です。本来であればこの記事は3月31日にアップされ、4月1日のμ's final2周年に合わせ、タグと共に宣伝される、そういうものでありました。
個人的なスケジュール管理の甘さ故に、足並みを揃えられなかったことを、主催の生春さんをはじめ、企画に賛同し各々忙しい中執筆を間に合わせ、記事を投稿した他の参加者の皆様にお詫び申し上げます。

 

私が今後ここまでμ'sについて語ることは、きっと無いと思います。そしてここまで長いものを書くこともきっと無いでしょう。
それだけの想いを、この機会にとぶつけさせて頂きました。曲の講評を全曲なんて無理をしなければ間に合っていたところ、ワガママでここまで勝手に走りきったことはすみません、と思いつつ、今だから、今を最高と言うために少しだけ勝手をさせて貰いました。

遅れてしまった分は、皆さんを満足させる(?)内容でもって罪滅ぼしとさせて頂こうかと思います。

 

ではでは、またAqoursの曲の記事にて。

 

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2018年4月 十六夜まよ

紅白の キセキの調べ 愛のうた

皆様こんばんは。十六夜まよです。

 

4月24日の発売に先駆けて、ついに!いよいよ!全世界黒澤姉妹推しファン待望のラブライブ!サンシャイン!!TVアニメ2期Blue-ray第5巻購入特典撮り下ろしAqoursオリジナルソングCD」より、黒澤ルビィ黒澤ダイヤがそれぞれ歌うソロ曲の試聴動画が公開されましたね。

この記事を読んでいる方で、「まだ聴いてないよ」という方がいるとは思えませんが、念の為まずはリンクを置いておきます。

www.youtube.com

今回は、この試聴動画から

RED GEM WINK Sounded by 黒澤ルビィ

そして

WHITE FIRST LOVE Sounded by 黒澤ダイヤ

この2曲について思うところをひたすらに語っていこうと思います。

歌詞、キャストによる歌唱、メロディ等の音楽的要素などなど……多方面から総合的に分析・考察をしていこうと思いますので、お付き合い頂けると嬉しいです。

 

注)歌詞は下線と斜体で引用とします。(音源からの耳コピであるため、正式版とは異なる可能性が多々あります。ご了承ください。)

 

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